【巨人】日本ハムに連勝で3カードぶり勝ち越し グリフィンは9回2死で降板し初完封逃すも2勝目 9回岡本和が値千金の11号決勝2ラン
■プロ野球 交流戦 日本ハム 0-2 巨人 (15日 エスコンF) 巨人は今季11度目の完封勝利し、日本ハムに連勝で3カードぶり勝ち越し。31勝30敗4分の貯金1とした。 試合は巨人・グリフィン、日本ハム・金村の両先発の好投で5回まで両チーム無得点の緊迫した投手戦。グリフィンは5回、6回と二塁打を許すも、痛打は許さず。打線は7回に無死満塁の絶好機を作るも、吉川が初球を打ち浅い中飛、坂本も初球を打ち三ゴロ併殺打と2球で好機を潰す。迎えた9回表の攻撃は、先頭のヘルナンデスが内野安打で出塁すると、岡本和が11号2ランを放ち2-0と先制。グリフィンは9回も続投し2死一塁でマルティネスにショートへの内野安打を許し降板。後続はバルドナードが抑え7セーブ目を挙げた。 スタメンは1番ライト・丸、2番サード・門脇、3番センター・ヘルナンデス、4番ファースト・岡本和、5番レフト・萩尾、6番セカンド・吉川、7番DH・坂本、8番キャッチャー・岸田、9番ショート・泉口のオーダーを組んだ。 グリフィンは今季5度目の登板、ここまで1勝2敗、防御率5.59。4月29日・ヤクルト戦(東京ドーム)以来となった前回の6月8日・オリックス戦(東京ドーム)は5回を8安打3失点(自責3)で負け投手。 打線は日本ハム先発・金村に対し、丸が右前安打を放つと、続く門脇は送りバントの構え。しかし2球ファウルで、強攻策に出るも一ゴロ併殺打に倒れ初回無得点。さらに2回には萩尾、坂本が三振など三者凡退に終わる。 グリフィンの立ち上がりは万波、松本剛を連続三振とするなど三者凡退。2回も田宮、レイエスを三振に斬り2イニング連続の三者凡退。 打線は3回に先頭の岸田が中前安打を放ち、泉口はバスターエンドランを仕掛け三ゴロでアウトになるも、岸田は二塁へ。しかし丸、門脇は内野ゴロに倒れ無得点。 3回のグリフィンは先頭の郡司を三塁線へのボテボテの内野安打で出塁を許すも、奈良間を空振り三振、水野、万波を遊ゴロに抑える。続く4回には2つの三振を奪い、三者凡退と圧巻の投球。 5回には先頭の田宮にレフトへの二塁打を浴び、この試合初めて得点圏に走者を背負うも、後続を打ち取り先制許さず。 しかし打線は4回、5回と2イニング連続三者凡退に倒れると、6回も先頭の泉口が10球粘るも二ゴロ、丸、門脇は右飛で三者凡退。ここまで金村に3安打無得点と沈黙する。 6回のグリフィンは2死走者なしから、松本剛にレフトへ二塁打を浴びると、交流戦絶好調の水谷にレフトフェンス手前まで飛ばされるも萩尾が捕球しピンチ脱出。直後の7回の攻撃はヘルナンデス、岡本和が連打で無死一、二塁。ここで萩尾のバントは内野安打で無死満塁。しかし吉川は初球を打ち浅い中飛で犠飛にはならず、坂本も初球を打ち痛恨の三ゴロ併殺打に終わる。 7回のグリフィンはサード・門脇の軽快な守備、吉川のジャンプしての好捕もあり三者凡退。すると8回は先頭の岸田が中前安打で出塁。しかし泉口はバント失敗で送れず1死。丸、門脇も凡退しホームが遠い。 8回も続投のグリフィンは7番からの下位打線から2つの三振を奪うなど三者凡退でここまで95球3安打9奪三振無四球の快投。 相手先発・金村は9回も続投すると、先頭のヘルナンデスがショートへの内野安打で出塁すると、岡本和が初球左中間へ待望の11号2ランで2-0と先制。 グリフィンは9回も続投し、1死から松本剛に右前安打、水谷は二ゴロで2死。ここで4番・マルティネスにショートへの内野安打を許し降板。後続は2番手バルドナードが抑えゲームセット。