知らなきゃ損! Macの隠された機能と裏技ベスト6を大公開【今日のワークハック】
Macに初めて触れる人はもちろんですが、長年のユーザーであっても、自分が使っているマシンに隠されている、生産性をアップさせる機能をすべて知っているとは限りません。 知らなきゃ損! Macの隠された機能と裏技ベスト6を大公開【今日のワークハック】 ベテランMacユーザーなら、ある程度はこうした機能を知っているはずですが、それでもすべてを把握しているわけではなく、あと1つ2つは、新たに学べるものがあるでしょう。 楽しい機能から、時間の節約につながるものまで、ユーザーがあまり知らないMacの活用法を以下に6つ、ご紹介しましょう。 【今日のワークハックはこんな人におすすめ!】 仕事や日常生活でMacをより効率的に活用したい方 既にMacに慣れているが、知らない便利な機能や小技を学びたい方 目次 1. 気が散る通知をオフにする 2. キーボードショートカットの作成 3. フォルダアイコンをカスタマイズ 4. Spotlightを使って数式計算や単位換算 5. ファイルやフォルダをスタックにまとめる 6. ファイルの名前を一括変更
今日のワークハック:Macの新常識を身につけて身軽に働く
1. 気が散る通知をオフにする チャットやソーシャルメディアの通知で気が散るのを防ぎたいなら、Macでは「おやすみモード」機能を使うことができます。 やるべきタスクを片付ける、ゲームをプレイする、あるいはお気に入りのドラマの見逃した回をまとめて見ている──そんな時に「何度も通知がポップアップ表示されて集中できない」といった状況を想像してみてください。 幸い、Macの「おやすみモード」機能を使えば、今やっていることから気持ちがそれるのを防げます。 手早くこのモードをオンにしたい時は、Macの画面上にあるメニューバーの、日付や時間表示の左隣にあるトグルボタンのアイコンをクリックして、[コントロールセンター]を開きましょう。 次に、[おやすみモード]セクションのどこかをクリックし、表示されたドロップダウンメニューにある[おやすみモード]を選択すると、この機能が起動します。あとは、この機能をオフにするまで、通知が送られてくることはありません。 この集中モードについては、自分の希望に応じて継続時間を設定できるほか、オンとオフにする時間をスケジュール設定することも可能です。 集中モードの継続時間を設定するには、以下の手順に従ってください。 [コントロールセンター]をクリックして、[おやすみモード]あるいは[集中モード]を選びます。 さらに、その下に表示される[1時間]あるいは[今日の夜まで]をクリックしてください。 また、時間になると自動的にこのモードのオン/オフが切り替わるよう設定するには、以下のように操作します。 [コントロールセンター]経由で、[おやすみモード]あるいは[集中モード]を選びます。 ["集中モード"環境設定...]をクリックします。 [スケジュールを設定]に移動し、[スケジュールを追加]をクリックします。 [時刻]をクリックします。 ここで希望の開始時刻と終了時刻などを入力しましょう。 集中モード設定中も、特定のアプリや連絡先からの通知を受け取りたい場合は、["集中モード"環境設定...]を開きましょう。ここの[通知を許可]の欄で、希望するアプリや連絡先からの通知をオンにできます。 Macだけでなく、iOSやiPadOSデバイスも使っていますか? その場合は、iPhoneでおやすみモードをオンにする方法という記事を参考にしてください。 2. キーボードショートカットの作成 キーボードショートカットを新規作成できたら、コンピューターの機能を探す時間が節約できて、便利だと思いませんか? Macでは、こうしたことが可能です。 テキストのコピー&ペーストに使われる[Command+C]や[Command+V]のような、広く知られたショートカットのほかにも、Mac上でタスクをこなす時に、自分のニーズに合ったキーボードショートカットを新たにつくることができます。 その場合の操作方法を、以下に説明しましょう。 [システム設定]を開き、サイドバーの[キーボード]をクリックします。 [キーボードショートカット]をクリックします。 ポップアップ表示されるボックスの左から、[ディスプレイ]や[スクリーンショット]などのメニューオプションを選びます。 変更したいショートカットをダブルクリックし、使用したいキーの組み合わせを入力します。新規作成するショートカットは、必ずCommandボタンを同時に押す設定にしましょう。例えば[Command]+[Shift ]+[N]や、[Command]+[K]といったぐあいです。 [完了]をクリックして、変更を適用します。 3. フォルダアイコンをカスタマイズ Macでデスクトップフォルダを作成すると、これといった特徴のない青いフォルダのアイコンが表示されます。 もちろん、デフォルトのアイコンのままでも何の問題もないのですが、もっとユニークなアイコンも選べるのに、そのままにしておくのはちょっともったいない気がしませんか? Macではこれを、犬や猫の絵文字などに変更ができます。 Macのフォルダのアイコンを変えるには、以下の手順を踏んでください。 すでに作成済みのフォルダを使わない場合は、Controlキーを押しながらデスクトップをクリックして、現れるメニューから[新規フォルダ]を選び、新たにフォルダを作成します。 使いたい画像を、ネットで検索します。あるいは、自分のライブラリに保存されている写真を使ってもいいでしょう。 アイコンにする画像を、クリックしてデスクトップにドラッグします。 この画像をダブルクリックし、[プレビュー]アプリで開きます。 「マークアップ」アイコン(円の中にペンが描かれているものです)をクリックします。このアイコンは画面右上、検索窓の左隣にあります。開いている画像から、アイコンに使いたい部分を選択します。 メニューバーの[編集]をクリックし、[コピー]を選びます。 アイコンを変えたいフォルダを、Controlキーを押しながらクリックし、メニューから[情報を見る]を選びます。 ここでポップアップ表示されたウィンドウで、左上隅に表示されている小さなアイコンをクリックし、[Command]+[V]を押します。これでカスタムアイコンが表示されるはずです。 4. Spotlightを使って数式計算や単位換算 Spotlightは、ファイルやフォルダ、アプリなど、Mac内のアイテムを手早く探せるツールですが、頻繁に使う人がいる一方で、あまりよく知らないという人もいるでしょう。 Spotlightを使う時は、まず[Command+スペース]で検索窓を表示させ、探しているアイテムに関する単語を入力します。 でも、Spotlightの機能は、アイテムがある場所の検索だけではありません。手早く計算や単位換算をするのにも使えるのです。 電卓で計算を行ったり、インターネットで単位換算をしたりする代わりに、Spotlightを使えば、すぐに結果をはじき出してくれます。 Spotlightで計算をしたい時は、「56x78」あるいは「56*78」というように、検索窓に計算式を入力すると、すぐに結果が表示されます。 単位換算をする時は、変換したい内容を入力しましょう。「50ドルは何ユーロ」あるいは「78ポンドは何キログラム」というようにです。 Spotlightでは、長さ、時間、温度、重さ、通貨などの単位換算が可能です。 5. ファイルやフォルダをスタックにまとめる ありとあらゆるフォルダが散乱して、デスクトップが散らかっていると、これを片付けるというのは気が重く感じられるかもしれません。でも朗報があります。 「スタック」という便利な機能を使えば、自分でいちいち片付ける必要はないのです。これは、デスクトップに置かれているアイテムを、その類似性に基づいてまとめてくれる機能です。 スタックを使うには、Controlキーを押しながらデスクトップをクリックし、表示されるメニューから[スタックを使用]を選びます。すると、デスクトップに散らばっているすべてのアイテムが、PDF、スクリーンショット、画像といった種類別にたちまち分類されます。 デスクトップの整理整頓だけでなく、Dockの整理にもスタックが使えます。 6. ファイルの名前を一括変更 ファイルの名前を1つ1つ変更するのは、特にファイルの数が多い時はとても面倒です。いちいち名前を変更するのではなく、一括変更で時間を節約しましょう。 以下にそのやり方を説明します。 [Finder]を開きます。 [Shift]と下矢印キー(キーボードの右下隅にあります)を同時に押して、名前を変更したいファイルを選んでいきます。あるいは、[Command]キーを押しながら、名前を変えたいファイルをクリックしていく方法もあります。 Controlキーを押しながら選んだファイルをクリックし、[名前を変更...]を選びます。 ここで表示されるウィンドウの[検索文字列]欄に、変更したい単語やフレーズを入力します。次に、[置換文字列]欄に、さきほど入力した単語やフレーズを置き換えるものを入力してください。 「名前を変更」ボタンをクリックすれば、選んだファイルすべてで名前が変更されているはずです。