カワサキが新型「Z900」を発表! デザインを変更し、6軸IMU搭載など装備も充実、上級グレード「Z900SE」もラインナップ
新しいマスクは小顔で精悍! 6軸IMUを新たに搭載
カワサキのアッパーミドルクラスのストリートファイター、Z900が大きく進化し、欧州・北米地域で発表された。「Sugomiデザイン」と呼ばれる迫力のボディワークに、IMUを新採用して進化した電子制御ライディングアシストも加えて、充実のアップデートを遂げている。 【写真はこちら】新型「Z900」の全体・各部・走行シーン スタイリングを一新した新型Z900。最初に目に飛び込んでくるのは挑発的なフロントマスクだろう。「Sugomiデザイン」がZシリーズ共通のスタイリングテーマだが、今回はヘッドライトをコンパクトなLEDライト3眼デザインとした。 ラジエターサイドには、メタルパーツをあしらったエアインテーク風のカバープレートを装備。大きく盛り上がった、マッスルでボリューミーなタンクにそのままつながり、ダイナミックなボディラインの一端を構成している。 エンジンはこれまでのZ900がベースではあるものの、排出ガス規制のユーロ5+に対応。カムプロフィールを新しいものとし、同時にECUのセッティングも変更。今回からスロットルバイワイヤも採用されている。 フレームは剛性バランスが見直されており、ステアリングヘッドまわりにはガセットプレートを追加して補強を施しつつ、シートレールの着座部分あたりをフラットな構成とすることで、シートのウレタン圧を上げ、座り心地を向上させている。 新型Z900は6軸IMUも採用した。メーターは新たな5インチのカラーTFTディスプレイ。ライディングモードはスポーツ、ロード、レイン、ユーザーの4種類で、コーナリング時にブレーキとエンジン出力を調整するKCMF(カワサキコーナーリングマネジメントファンクション)も採用。専用アプリを介したスマートフォン連携も可能。クルーズコントロールが新採用されたのも大きなポイントだ。 そして今回同時に発表された上級グレードのZ900SEはブレンボ製ラジアルマウントキャリパーとオーリンズ製リアショックを標準装備する。 カワサキはすでにこの新型Z900を国内導入する予定、というアナウンスをしており、詳細な時期は未定だが、2025年には国内でもこのバイクを楽しめるのは確実といえるだろう。
オートバイ編集部