【速報】「なめるんじゃねえよ」検察の取り調べ映像が新たに公開 違法捜査を訴えた元社長の裁判が結審「今のがウソじゃなかったら何がウソなんですか。ふざけんなよ。何開き直ってんだよ」検事が机を叩き怒鳴る
■法廷で新たな取り調べ映像 検事が怒鳴り「命かけてるんだよ」
20日の弁論では、これまで公開されていた映像に加え、田渕検事が別の日の取り調べで「ウソだろ。今のがウソじゃなかったら何がウソなんですか。ふざけんなよ。何開き直ってんだよ。何開き直ってんだ。開き直ってんじゃないよ。何こんな見え透いた嘘ついて、なおまだ弁解するか。なんだその悪びれもしない顔は。悪いと思っているのか」と怒鳴る様子を記録した映像が再生されました。 さらに続けて、田渕検事は「検察なめんなよ。命かけてるんだよ、俺たちは。あなたたちみたいに金をかけてるんじゃねえんだ。かけてる天秤の重さが違うんだ、こっちは。金なんかよりも大事な命と人の人生をこっちは天秤にかけて仕事してるんだよ。なめるんじゃねえよ。必死なんだよ、こっちは。私はあなたの人生を預かる人間としてここに来ているんだ。そのあなたに嘘をつき続けさせることにはいかないんだ。あなたの人生を預かっているのは私なんだ、今。これ以上あなたを痛めつけさせないでください」と大声を上げていました。 元社長側は「極めて姑息で不当な取り調べというほかないが、供述が歪められていく過程は、録音録画媒体から明らかとなる検事の不機嫌で苛ついた態度とともに評価されなければならない」と主張しています。 特捜部の取り調べをめぐっては、大阪高裁は田渕検事について特別公務員暴行陵虐の罪で刑事裁判を行う決定を出しています。 さらに、山岸さん側は当時捜査を指揮していた主任検事についても、部下の田渕検事に強引な取り調べを指示したり、別の部下が逮捕を待つよう進言したのを無視し職権を乱用して起訴したりした特別公務員暴行陵虐、特別公務員職権乱用、偽証の疑いがあるとして大阪高検に刑事告発しています。