1軍に”推薦“も…?広島、ファームで好成績を残す選手(2)カープの大失速で”出番“か…?
プロ野球の世界では、熾烈な一軍争いが繰り広げられる。昇格するには、二軍での数字が判断材料になるだけに、ファームでの活躍が求められる。また、若手選手にとっては今季の二軍成績が来季の一軍起用につながるケースもある。ここでは今季ファームで躍動している広島東洋カープの選手を紹介したい。(※今季成績は9月22日時点)
遠藤淳志
投打:右投右打 身長/体重:186cm/89kg 生年月日:1999年4月8日 経歴:霞ヶ浦高 ドラフト:2017年ドラフト5位 2020年に一軍で5勝を挙げた実績がある遠藤淳志だが、今季は3試合しか一軍のマウンドに上がっていない。 霞ケ浦高では、3年春にエースナンバーを獲得。高校最後の夏は茨城県大会の決勝戦で敗れたが、ドラフト会議で広島東洋カープから5位指名を受けて、プロの道に進んだ。 遠藤が一軍デビューを果たしたのは、高卒2年目の2019年。同年はリリーフとして34試合に登板し、1勝1敗1セーブ6ホールド、防御率3.16と一定の数字を残した。 すると、翌2020年は先発として1年間先発ローテーションを守り切り、19試合に登板して5勝6敗、防御率3.87をマーク。 同年8月2日の巨人戦で完投勝利を挙げるなど、抜群のポテンシャルを示した。 順調な成長曲線を描いていた中、2021年はわずか2試合の登板にとどまった遠藤。翌2022年は一軍で4勝を挙げたが、昨季は8試合の先発登板でわずか1勝に終わった。 また、今季は大瀬良大地や森下暢仁、床田寛樹といった先発投手陣が好調。一軍ではリリーフとしての3試合しか登板機会がない。 一方で、ファームでは19試合登板(9先発)で4勝2敗、防御率1.76をマークしている。与えられた役割で結果を残し続け、再び一軍定着を狙いたい。
ベースボールチャンネル編集部