空室率2ヵ月ぶり低下 10月の名市内賃貸オフィス
オフィス仲介の三幸エステート(本社東京都)は、10月の名古屋市内の賃貸オフィス市況を発表した。平均空室率は4・27%で、前月比0・03ポイント低下した。低下は2カ月ぶり。築浅の大規模ビルを中心に空室消化が進んだ一方、新築ビルに移転したテナントによる複数の二次空室が出ており、少し動きが止まっているという。 募集賃料は1坪(約3・3平方メートル)当たり1万2517円で、前月から12円低下した。 妹尾哲也名古屋支店長によると「移転時の内装工事費用は資材価格や人件費高騰により上昇傾向が続くが、人手不足を背景に工期も長期化しており、内装設備が含まれるセットアップオフィスに注目が集まっている」という。