DFに負傷者続出なのに僅か11失点 レアルでフル稼働するリュディガーは《世界最高のCB》なのか
エジルもその能力を絶賛
今季のレアル・マドリードは守備陣に怪我のトラブルが続いている。GKティボー・クルトワ、DFエデル・ミリトンは長期離脱しており、ダビド・アラバも負傷続きだ。 こうした緊急事態で頼りたいベテランのナチョ・フェルナンデスは今季2度もレッドカードを喰らっており、カードトラブルによる出場停止が目立つ。いてほしい時にいないといったシーズンだ。 そんな中、ここまでチームで2番目に多い2039分間もプレイしているのがDFアントニオ・リュディガーだ。チーム第1位はMFフェデリコ・バルベルデの2043分間となっているが、リュディガーとは4分しか差がない。この2人が今のレアルで1番忙しい選手と言って問題ない。 リュディガーは累積警告で欠場したバレンシア戦を除き、今季リーグ戦18試合でフル稼働している。そのうち17試合がフル出場で、リュディガーがいなければ今のレアルは守備が崩壊する。さらに3日に行われたマジョルカ戦では決勝ゴールまで記録し、チームの1-0勝利に貢献。まさに大車輪の活躍だ。 何より、負傷者続出のレアルがここまでラ・リーガでは最少となる11失点にまとめているのだ。それにリュディガーが大きく貢献しているのは間違いない。 今季のリュディガーについては、元ドイツ代表MFメスト・エジルも現世界最高のDFと絶賛する。 「リュディガーは現時点で世界最高のDFだ。ハーランドやオシムヘンに彼がどれだけ優れているか尋ねるといい。彼が去った後のチェルシーに何が起こったかを見てみれば、チェルシーは彼のメンタリティを失っている」(エジルのXより)。 リュディガーは2022年にチェルシーからレアルにフリーで加わっており、レアルにとっては大正解の補強となっている。対人戦に強く、スピード勝負も高さ勝負もトップクラスだ。守備能力ではエジルの言葉通り世界最高と言ってもいいだろう。
構成/ザ・ワールド編集部