【関東オークス】初ダートのクリスマスパレード陣営を直撃 伊藤助手は「パサパサの馬場なら特に問題はない」
[JpnⅡ関東オークス=2024年6月12日(水曜)3歳、牝馬限定、川崎競馬場・ダート2100メートル] 【聞かせて!核心】ダート3冠路線が整備され、先週の東京ダービーの売り上げは前年比232・3%と活況を呈してきた。牝馬ダート3冠路線の関東オークスは、データ的に圧倒的有利なJRA勢の中でも注目を集めるのは芝から参戦するクリスマスパレード(加藤士)だろう。厩舎の番頭格・伊藤助手に勝算を聞いた。 ――前走のフローラS(4着)を振り返って 伊藤助手 体重が減ってテンションが高く、外枠から出して行ったら、ハミをかんでしまいました。直線で最後に失速したのは、前半力んだ分ですね。ただ、4着に粘れたのは能力だと思います。 ――デビュー2連勝とはレース内容が違っていた 伊藤助手 性格的にわがままなところがあり、デビュー2戦は遊びながら全力で走らずとも勝てたんですね。ところが重賞となると相手が強くて、同じようにはいかなかったんです。競走馬として全力で走ることを覚えて血統的にカッとなりやすいので、これがクセになって悪い方に出ないように細心の注意を払っています。 ――中間の様子は 伊藤助手 相変わらず馬場入りの際にワチャワチャやっていましたが、ひと通りやらせて気が済んだら落ち着きます。牝馬ですから追い込み過ぎないように仕上げています。特にひっかかったり、ハミ受けがきつくなることもないです。今まで通り順調にきています。 ――ダートは初めてになる 伊藤助手 血統的には大丈夫なはずですし、爪の形が完全に芝向きというわけではなく、ゆとりのあるつくりで砂をつかめそうですね。パサパサの馬場なら特に問題はないと思います。 ――今回はナイターも初めて 伊藤助手 警戒心が強いタイプなので、慣れない環境ではナーバスになると思います。先々のためにもメンタル面の課題はクリアしてほしいですね。
東スポ競馬編集部