写真：クラウド Watch

　パナソニック コネクト株式会社は2日、頑丈ノートPC「タフブック」のFZ-55シリーズを2024年7月上旬、モバイルPC「レッツノート」のCF-FV5シリーズを、国内法人向けに7月下旬から順次発売すると発表した。 【画像】レッツノート「CF-FV5」 　タフブック「FZ-55」は、防塵（IP5X）、防滴（IPX3）、MIL規格に準拠し、粉塵や水滴のかかる現場でも作業が行える頑丈PC。MIL規格試験に加え、全インターフェイスにコネクター耐久試験を実施するなど、使用環境を想定した厳しい独自試験を実施しており、落下や振動による断線や破損の対策を講じることで、故障によるダウンタイム発生のリスクを低減する。 　適度な頑丈性を備えつつ、約2.08kg、厚さ32.8mmのコンパクト設計、持ち運びに便利なハンドル付きで、ケースに入れなくても気兼ねなく現場へ持ち運べる。落下衝撃や押し込みによる液晶割れを防ぐ工夫を施しながらも、オフィスでも現場でも利用できるシンプルなデザインとなっている。 　CPUには第13世代インテルCoreプロセッサーを搭載し、約8時間（動画再生時）／約19.5時間（アイドル時）の長時間駆動に対応。オプションの2ndバッテリー使用で最大約16時間（動画再生時）／約39時間（アイドル時）のバッテリー駆動が可能となり電源のない現場でも安心して作業が行える。 　動作温度は-10～50℃に対応し、低温環境ではSSDの損傷を防ぐ独自の対策により故障しづらく、高温環境では独自の放熱設計によりPCのパフォーマンスを落とさずに使用できる。最大輝度1000cd/㎡の14型液晶、反射防止フィルム付きで、屋外でも見やすく作業ができる。 　VGAやシリアルポートなどのオプションが簡単に交換可能で、故障時も修理交換が簡単に行える。また、顧客自身で機能を追加可能なため、機能拡張された本体を買い増す必要がなくなり、環境負荷の低減にもつながる。 　レッツノート「CF-FV5」は、インテルCore Ultraプロセッサーを搭載し、高い処理能力と低消費電力の特長を最大限引き出す工夫の一つである、パナソニック コネクト独自技術の「Maxperformer」を採用。高性能を維持する放熱設計と適切な電力チューニングにより、高いパフォーマンスと長時間駆動をベストなバランスで両立する。 　メインメモリーにはLPDDR5X SDRAMを採用。負荷のかかる作業を行いながら、処理速度を落とさず、バッテリー駆動時間も延長する。 　顧客から要望の高かったWeb会議中のバッテリー駆動時間について、内蔵カメラのフレームレートを制限することでPCの処理データ量を減らし、最大約30％延長を可能とした。Panasonic PC快適NAVIのアプリから簡単に操作ができ、Web会議中でも内蔵カメラのフレームレートを変更できる。また、「インテルAI ブースト」により、生成AIなどNPUを利用できるアプリの処理速度が向上する。