福島県川俣町中心部の空き店舗を改修 移住夫妻の薬膳カフェオープン 「気軽に訪れて、ゆったりとした時間を」
福島県川俣町中心部の空き店舗を改修し、神奈川県から移住してきた夫妻が営む「薬膳カフェ BONCHI TARO(ぼんち たろう)」が17日、オープンした。体に優しい薬膳粥(がゆ)や、お茶をはじめ、手作り菓子などを提供している。市街地空洞化が進む中、「にぎわいを生み出したい」と前を見据える。 オーナーはファンコーニ・マイケルさん(51)=米国出身=、菜美子さん(39)=千葉県出身=夫妻。元々は神奈川県茅ケ崎市で暮らしていた。だが、都会の生活に息苦しさを覚えるようになり、地方移住を検討するようになった。新潟県や長野県など複数の候補地を巡る中、昨年5月に川俣町を初めて訪れた。緑に囲まれた自然豊かな情景に一気に心をつかまれ、転居を即断したという。 店舗の内装工事はマイケルさんが担った。薬膳粥(がゆ)は菜美子さんが食材の調合を考えた一押しメニューだ。リラックスや免疫力を上げるなどの効果が期待できる、お茶も提供している。コーヒーの他、豆腐を使用したマフィンなど健康志向の商品が並ぶ。
2人はカフェ経営は初めてだが「気軽に訪れて、ゆったりとした時間を過ごしてほしい」と呼びかけている。営業時間は午前11時から午後6時(土曜日は午後9時)まで。水曜定休。問い合わせは同店へ。