実写版『【推しの子】』櫻井海音がアクアへの思いを語る。「この役は僕以外にやらせたくない」
Amazonと東映による実写版『【推しの子】』で主人公・アクア役を演じる櫻井海音のコメント、スチールが到着した。 【画像】櫻井海音とスミス監督 赤坂アカと横槍メンゴの同名漫画を原作とする『【推しの子】』は、伝説的アイドル・アイの子どもとして転生する設定とサスペンス要素で、「芸能界」という複雑な世界に切り込んだ作品。ドラマシリーズが11月28日21:00よりAmazon Prime Videoで配信され、その続きとなる映画が12月20日に公開される。アイ役に齋藤飛鳥、ルビー役に齊藤なぎさ、かな役に原菜乃華、あかね役に茅島みずき、MEMちょ役にあの、アイの担当医・雨宮吾郎、通称ゴロー役に成田凌がキャスティング。 母・アイの死の真相を巡り、復讐心を燃やして芸能界に潜り込むアクア役に挑んだ櫻井海音は「元々、お話をいただく前から原作を読ませていただいていて、すごく好きな作品でした。『もし実写化するならアクア役をやりたい』と思っていたら、本当にお話をいただけて。大好きな作品だし、ファンも沢山いる作品なので、めちゃくちゃプレッシャーはありました」と胸中を明かす。 オファー当時の心境については「プレッシャーはありましたが、でもそれ以上にアクア役をやりたい気持ちが強すぎて、最初に監督やプロデューサーと話した際、『この役は正直僕以外にやらせたくないです』と、正直な気持ちを伝えさせていただきました」とコメント。 昨年11月から今年3月まで、4か月以上にわたって行なわれた撮影期間中、改めて原作を読み込みアクアというキャラクターを自身に落とし込んだという櫻井は「第一はやっぱり原作への気持ちというか。赤坂アカ先生・横槍メンゴ先生がこの世に生み出してくださったものを、いかに自分に投影させて演じることができるかという気持ちがありました。絶対に原作の持つアクアのイメージを崩したくなかったので、毎シーン毎シーン撮る前に、原作にある同じシーンを見てアクアがどういう表情しているか、どういう動きをしているか、座っているか立っているか、ポケットに手を入れているか、入れていないか、など細かいところまでできる限りやりたいと思って臨みました」と語る。 原作者の赤坂アカ、横槍メンゴについては「初めてお会いした際は緊張しすぎて、棒立ちでした。後から聞いたのですが、赤坂先生・横槍先生から見ても『めちゃくちゃ緊張してたよ』みたいな感じだったらしく…(笑)それくらい好きで、リスペクトしている作品の先生に会うというのはものすごく緊張することでした。でも、2回目にお会いしたときは、お二人がフランクに接してくださったおかげで、緊張せずに色々と会話をさせていただけました」と当時の様子を振り返る。 撮影を走り切った櫻井は「自分の大好きな作品で、ずっとやりたいと思っていた役を色々な人に支えていただきながら、アクアを演じられたのは、俳優としてものすごく貴重な経験。皆で作り上げた実写【推しの子】を、一人でも多くの方に見ていただきたいです」と明かしている。
CINRA編集部