iPhone「iCloudバックアップ」の2つの弱点と、Windowsでもできるローカルバックアップの方法
iPhoneに保存されている貴重なデータ。もし事故でデバイスが壊れてしまったら、すべてのデータを失ってしまう危険性があります。 そのため、筆者は常にiPhoneのバックアップを取ることをおすすめしています。すべてのデータをクラウド上に保存する派もいれば、ローカル派もいることでしょう。 どちらを選ぶにしても、バックアップを取るのは大事なことです。 今回はiPhoneでバックアップを取る3つの方法についてご紹介していきます。
1. iCloudでクラウド上にバックアップ
もっともシンプルで、多くの人におすすめできる方法です。iPhoneとインターネット接続さえあれば、追加のデバイスは必要ありません。 iPhoneをバックアップするための「セットさえすればあとは放置でOK」といった方法であり、十分信頼できるものです。 設定するには、「設定」>「(あなたの名前)」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」と進み、iCloudバックアップを有効にします。 iPhoneが充電され、ロックされ、Wifiネットワークに接続されている場合、すべてのデータが自動的にiCloudにバックアップされます。 iCloudにデータをバックアップすることには、主に2つのデメリットがあります。 1つは、ストレージにお金がかかること。月額130円で50GBまでのクラウドストレージを利用できますが、ほとんどの人はそれ以上の容量に移行するため、すぐに高額になってしまいます。 2つ目は、iCloudは同期サービスであり、本当の意味でバックアップではないこと。つまり、1つのデバイスから写真を削除すると、すべてのデバイスで削除されるということことです。 そのため、データの取り扱いには十分注意し、実際に必要なものを削除しないようにする必要があります。
2. Macでバックアップをローカル保存
Macにバックアップすることもできます。 必要なのは、iPhoneをMacに接続するケーブルと、バックアップを保存するのに十分な空き容量のみ。 USBケーブルを使ってiPhoneをMacに接続する。 Finderを開き、サイドバーからiPhoneを選択。 「一般」を選択し、「iPhone内のすべてのデータをこのMacにバックアップ」をクリック。 「今すぐバックアップ」をクリックしてバックアップを開始。 このバックアップを暗号化して、誰もアクセスできないようにすることも可能です(パスワードを忘れないように。パスワードを忘れるとバックアップは失われます)。 ここでの大きな利点は、先ほどのiCloudを利用する場合と違い、ちゃんとしたバックアップであるということです。 iCloudからも削除されたiPhone上のデータを削除した場合、MacからiPhoneを復元して戻すことができます。
3. Windows PCでバックアップ作成
Windows PCにバックアップするにはiTunesが必要です。 iTunesアプリをダウンロード、インストールする USBケーブルを使ってiPhoneをWindows PCに接続 iTunesにアクセスすると、ウィンドウの左上にiPhoneのアイコンが表示される iPhoneアイコンをクリックし、「概要」を選択 「今すぐバックアップ」をクリックし、データのバックアップを開始 Source: Apple(1, 2)
ライフハッカー・ジャパン編集部