決勝戦を制して安堵していた黄雅瓊（左）。そんな彼女を待っていたのは恋人からの愛の告白だった。(C)Getty Images

　歓喜の金メダル獲得後に待っていたサプライズに、会場も沸き立った。 　現地時間8月2日、パリ五輪の混合ダブルス決勝後、優勝した中国ペアの女性選手が、恋人から公開プロポーズを受けた。 【画像】ドラマ相次ぐパリ五輪の「悲喜こもごも」を厳選フォトでチェック！ 　まさにドラマのような展開だった。 　韓国代表ペアとの大一番を2-0で制した鄭思維と黄雅瓊の中国ペア。その女子選手である黄雅瓊が、表彰式を終えて金メダルを手に舞台袖に下がろうとした時だった。彼女のフィアンセで、中国男子ダブルス代表の劉雨辰が傍にかけつけると、その場で膝まずき、指輪を突き出してプロポーズしたのだ。 　場内の大型ビジョンにも映し出され、観客も大盛り上がりの中、突然の愛の告白を受けた黄雅瓊は思わず涙。そして笑顔でプロポーズを了承。これには、どこか緊張していた劉雨辰の表情も思わず緩んだ。 　その場でキスをし、観客からの声援にも答えた。そんな文字通りのサプライズを受けた黄雅瓊は、中国放送局『中国中央電視台』などのフラッシュインタビューで「私とペアを組んだ鄭思維以外の代表チームの全員がプロポーズを知っていたみたいで驚いてます」と告白。さらに「本当に泣けてきました。人生の新たなステージに踏み出したので、これ以上に完璧な夏はないです。今は本当に幸せすぎて、どうしていいか分からない」と笑顔でのろけた。 　世界の頂に立ち、愛する恋人からも告白を受けた黄雅瓊。その幸せいっぱいの姿に、“花の都”パリも華やいだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]