<花開く春・20センバツ国士舘>選手紹介/3 伊藤優内野手(2年) 守備の安定感、チーム一 /東京
<第92回選抜高校野球> 鮮やかな身のこなしで二塁手と三塁手どちらでも活躍し「守備の安定感はチームで一番」との呼び声が高い。昨年秋の公式戦は3割7分9厘の高打率。小柄ながら打撃でも一目置かれる存在だ。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 昨春のセンバツは、直前の練習試合や紅白戦で結果を残して先発出場。4打数2安打で、セーフティーバントを含めて2本の内野安打を記録した。「今度は外野に飛ばす安打を」と意欲は高い。 昨春の都大会で手首をひねり、犠打が決まらないスランプに陥った。立ち直るきっかけは、先輩の「しっかり球を転がしてから走るイメージが大事」との助言だった。新チームで副主将となり、自分なりに皆をもり立てられればと思う。 幼い頃からキャッチボールや打撃練習に付き合ってくれた祖父は応援隊長。国士舘のベンチ内を見たいからと、冷ややかな視線に負けることなく、相手チームの応援席からチームへの声援を飛ばす。 「下克上」という言葉を好む。「決して強くない」というチームが、強豪を打ち倒すことができれば痛快だ。【川村咲平】=随時掲載 ……………………………………………………………………………………………………… 「勝って(校歌に相当する)舘歌を歌う」。165センチ60キロ、右投げ左打ち 〔都内版〕