石川・珠洲の自主避難所が閉鎖 最大60人滞在、役割終える
元日の能登半島地震と9月の豪雨で大きな被害を受けた石川県珠洲市馬緤町で22日、「珠洲市自然休養村センター」の自主避難所が閉鎖した。地震後、最大で約60人が身を寄せていた。地区内の断水がほぼ解消し、近隣にある仮設住宅の入居が始まったため、発生1年を前に避難所としての役割を終えた。 この日はボランティアや、手伝いに来た住民が各部屋の段ボールベッドを片付け、建物内を掃除した。 避難所運営に当たった国永英代さん(52)によると、センターは今後、地元を離れて暮らし、自宅再建などで一時的に戻る住民らの宿泊所としても活用される。国永さんは「いつでも気軽に泊まりに来てほしい」と呼びかけた。