Kis-My-Ft2宮田俊哉、“師匠”浪川大輔に感謝!『ブルー きみは大丈夫』舞台挨拶でアニメ好きを事務所に心配されていた過去も述懐
孤独な少女と、子どもにしか見えない“もふもふ”のブルーが織りなす感動ファンタジー『ブルー きみは大丈夫』(公開中)の公開記念舞台挨拶が6月15日にTOHOシネマズ日比谷で開催。日本語吹替版で声優を務めた宮田俊哉(Kis-My-Ft2)、稲垣来泉、加瀬康之、浪川大輔、三森すずこが登壇した。ブルーの声を務めた宮田は若かりしころのエピソードを披露し、会場を笑いに包んだ。 【写真を見る】監督からの色紙に大喜びする宮田俊哉 本作は「デッドプール」シリーズのライアン・レイノルズと、「クワイエット・プレイス」シリーズでのジョン・クラシンスキー監督がタッグを組んだ話題作。日本に先駆けて5月17日に全米公開を迎え、首位デビューを飾った。 最初にブルーもステージに登場。ブルーにそっくりだと言われた宮田は「え!?そっくり?俺、こんなに太ってる?」と笑うと、浪川から「体型じゃなくて、なんか雰囲気が。癒やされるね」と言うと、稲垣も「そうですね」と笑顔で語った。 ブルーと交流する少女ビー役の稲垣が、ブルーと宮田との共通点を尋ねられると、「なんだろう。コーヒーとクロワッサン、お好きそうでした」と答えると、宮田が「そうですね。僕も毎朝コーヒー飲みながら、パン食べてるから。好きな食べ物は一緒です。僕も1週間後にはこうなってます。やばいやばい、ライブ近いのに」と言って笑いをとる。 また、師匠と仰ぐ、浪川と念願の初共演となった宮田は「4年前に初めて声のお芝居をさせていただいた時に、たくさんレッスンを受けまして。ビシバシと。師匠、大きくなりました!」と言うと、浪川は「残念ながら一緒に録ることはできなかったのですが、あとで聴いてみたら本当にすばらしかったです。自然とやってて。吹替えは初めてだったそうだけど、ぜんぜん楽しくやれていたというご報告も聞いてて。すごい平和な空気が流れました」とうれしそうにコメント。 宮田も「僕の一つの目標が浪川さんと同じ作品に出るってことで、この作品で目標が達成されました」と感無量の様子だった。 また、『ブルー きみは大丈夫』というタイトルにちなみ、誰かから「きみは大丈夫」と背中を押された経験はあるかというお題でクロストーク。 稲垣は「私はやりたかった役のオーディションに落ちて、悔しくて家で泣いてたんですが、母が『大丈夫だよ』と背中を押してくれて。次のオーディションの時に虹が見えて。おかあさんが勇気づけてくれるような曲をLINEで送ってくれました」というエピソードを披露すると、宮田は「いい話すぎる!」としみじみ感動する。 続いて加瀬は「昭和の時代の人なので、『きみは大丈夫』と言われて育ってきた記憶がないんです。時代なんだなと。『きみは大丈夫』なんて言われてたらここにはいなかった」とコメント。 宮田は「僕はどちらかと言えば、アイドルをやりつつ、アニメもずっと大好きで。子どものころからずっとアニメが好きだと言ってたら、事務所の方に『きみはそれで大丈夫?』とはよく言われてました」と言うと、会場は大爆笑。 浪川が「そっちの大丈夫か(笑)」とツッコまれると、宮田は「そうです。疑問の『大丈夫?』。でも、大丈夫でした。あのころの自分に言ってやりたいですよ。『きみは大丈夫』と」と言うと、会場から拍手が上がった。 三森は「この夏からアメリカに移住することになりまして。すごい悩んでたんです。行っちゃったら声優の仕事なんかなできないしと。そしたらマネージャーさんから『行きなよ!大丈夫だよ』と言われ、心が軽くなりました」と言われ、ここでも拍手に包まれた。 最後に浪川は「僕は“緊張しい”なんですが、みんなの笑顔でね」と言うと、会場かクスクスと笑いだし「なんでしょう。この空気。こんなに滑っちゃって」と苦笑しつつも、会場から温かい笑いが起こった。 イベントではジョン・クラシンスキー監督直筆の額装色紙が宮田と稲垣にプレゼントされ、2人は大喜び。その後、ゲスト5名と観客とのコール&レスポンスを行い、大盛況のまま、イベントは幕を閉じた。 文/山崎伸子