ホットハッチのように俊敏なハンドリング「トヨタ・クラウン スポーツ」【最新国産新型車 車種別解説 TOYOTA CROWN SPORT】
居住性
この原稿を書いている23年12月下旬時点で、筆者が試乗できているのは穏当な乗り味(のはず)のZのみだが、その巨体に似合わず、まるでホットハッチのように俊敏なハンドリングが印象的だ。ロールもほとんどしない。固定減衰ダンパーもあってか、全体に硬質な肌ざわりだが、路面からの衝撃はきれいに丸められている。これは高いボディ剛性のおかげだろう。見た目の割に車両感覚は良好で、さらにDRSのおかげで、市街地でも意外なほど小回りが利くのは素直にありがたい。
うれしい装備
追加モデルデビュー 23年10月6日 月間販売台数 1860台(23年11月) WLTCモード燃費 21.3km/l※SPORT Z(HEV)
ラゲッジルーム
RSの試乗経験をもつ同業者によれば、Zより明らかにパワフルで、乗り心地もより良好という。2t超の車重はお世辞にも軽いとはいえないが、標準装備される可変ダンパーのNAVI AI AVSやフロント6ポットという強力なブレーキが奢られていることもあり、その重さを感じさせることは少ない。そんな走りに加えて、日本車とは思えない迫力満点の後ろ姿は、ドイツ御三家などの輸入車乗りも、ちょっと心惹かれるのではないか。 ※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.156「2024最新国産新型車のすべて」の再構成です。 http://motorfan-newmodel.com/integration/156/
MotorFan編集部