対戦格闘ゲームで初の店舗間対戦を実現した「鉄拳7」──“格ゲー”に新時代が到来か
1フレーム単位の操作が求められる対戦格闘ゲーム
「他ジャンルのゲームで成功しているのだから、対戦格闘ゲームでも問題ないのでは?」と思う方がいるかもしれません。確かに同じ対戦を行うにしても、プレイヤーが順番に操作するターン制であったり、進行がスローなゲームであれば問題ないのです。しかし、1フレーム(60分の1秒)単位の操作が求められる対戦格闘ゲームとなれば話は別。国際大会では、相手の隙を見つけてわずか数フレームで複雑なコマンドを入力するようなシーンも多く見られます。ここでラグが起こると、通常なら当たるタイミングで放った攻撃が当たらない、場合によっては相手キャラクターが突然ワープする、といった現象まで発生してしまいます。 これに対して今回の鉄拳7では、数年前と比べて格段に進化したネットワークインフラという背景に加えて、通信遅延軽減のための新技術を採用。国内各地でのテストを繰り返したほか、韓国・ソウルなど海外とのテストも行ってきたそうです。その成果は10月3日~5日のロケテストで明らかになるので、続報に期待しましょう。時差などの問題は別として、海外店舗のプレイヤーと手軽に対戦格闘ゲームを楽しめる状況が実現するのも、そう遠くないかもしれません。