来年1月12日にも着工へ 辺野古移設巡り政府方針
政府は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、来年1月12日にも軟弱地盤がある大浦湾側の工事に着手する方針を固めた。政府関係者への取材で25日、分かった。工期は9年3カ月を予定している。 【写真】米軍普天間飛行場の移設先、沖縄県名護市の辺野古沿岸部 大浦湾側には軟弱地盤が見つかっている=13日(ドローンから)
関係者によると、防衛省は1月上旬ごろから準備作業を行い、同月12日にも護岸造成工事のための海上ヤード設置工事を始める。防衛省沖縄防衛局は12月上旬、護岸新設など4件の工事契約を結んだ。 政府の試算では、軟弱地盤改良工事などに9年3カ月、飛行場の認証や施設の引き渡しなどの調整に約3年かかるとしており、移設事業完了を工事の設計変更承認から約12年後と見込んでいる。