USJに「ドンキーコング」エリアが12月11日開業。ただの絶叫系ではない新アトラクションの詳細
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、USJ)と任天堂は11月12日、新エリア「ドンキーコング・カントリー」を12月11日にオープンすることを公表、報道陣向けに施設の一部を公開した。 【全画像をみる】USJに「ドンキーコング」エリアが12月11日開業。ただの絶叫系ではない新アトラクションの詳細 同エリアは2021年3月に開業した任天堂キャラクターがモチーフの「スーパー・ニンテンドー・ワールド」の拡張エリアにあたり、2023年12月に発表。当初、2024年春としていたが、「完成度をより高めるため」延期すると2024年4月に発表していた。 USJは具体的な敷地面積を公表していないが、新エリア開設でスーパー・ニンテンドー・ワールドの敷地面積は1.7倍に拡大。今後のクリスマスや卒業旅行シーズンや、2025年4月の大阪・関西万博開催にわせた集客につなげる狙いだ。
新アトラクションは「ジェットコースター」型で複数人搭乗
今回発表になったのは、オープン時期のほか新エリア内にあるライド型アトラクション「ドンキーコングのクレイジー・トロッコ」についてだ。 アトラクション名は2023年12月の時点でも明らかにされていたが、今回は舞台となるエリア内の建造物「黄金のしんでん」の内装と実際に来場者(USJでは「ゲスト」と呼ぶ)が乗るトロッコ型の車両が公表された。 ライドがどのような体験になるのか、現時点では未知数だがその外観と、12日の報道陣向け説明会に登壇した新エリアの責任者の言葉からいくつか予想はできる。 スーパー・ニンテンドー・ワールドのライド型アトラクションと言えば、マリオカートモチーフの「マリオカート ~クッパの挑戦状~」がすでにあるが、こちらは乗車するだけではなく、専用のARヘッドマウントディスプレイを使った体験が特徴的だ。 今回公表された限りの情報とトロッコの形状から、クレイジー・トロッコでは、ARを体験するような仕組みはないようだ。 ユニバーサル・クリエイティブのエグゼクティブ・プロデューサーのDaniel Greer(ダニエル・グリアー)氏は、クレイジー・トロッコについて「スリリングな乗り物」と表現。ニンテンドー・ワールド内では比較的「絶叫系」に寄った作りになっていると予想される。 グリアー氏は「トロッコの予測不能な体験は心を揺さぶる」「(ドンキーコング作品のゲーム内のトロッコのように)ジャンプをして進んでいく興奮が現実になる」と説明。単純なジェットコースターのような作りにはならないことが予想される。