間宮祥太朗がオモテとウラの狭間で生きる新ダークヒーローに! 「ハスリンボーイ」WOWOWで今秋放送&配信
間宮祥太朗が、WOWOWで今秋より放送・配信される連続ドラマW-30「ハスリンボーイ」(全8話)に主演することがわかった。 【フォトギャラリー】裏社会へと足を踏み入れる大学生を演じる間宮祥太朗 原作は、2018年に週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)で連載された同名漫画。「半グレ」「私刑執行人 殺人弁護士とテミスの天秤」などの漫画原作を担当したライターで作家の草下シンヤと、「東京闇虫」「ただ離婚してないだけ」などで知られる漫画家・本田優貴がタッグを組み、非合法なツールを扱う「道具屋」として裏社会に足を踏み入れた大学生が、ひと筋縄ではいかない悪人たちの中で生き抜いていく姿を、時にユーモラスに、時に緊迫感満載に描いた。 ドラマ版は、Netflixオリジナルシリーズ「新聞記者」「全裸監督 シーズン2」の小寺和久がメイン脚本を務め、連続ドラマW「ゲームの名は誘拐」をはじめWOWOWの連続ドラマを数多く手掛けてきた鈴木浩介が監督を担当する。 本作がWOWOW連続ドラマ初出演にして初主演となる間宮が演じるのは、主人公の久保田タモツ(くぼた・たもつ)。奨学金という名の借金を背負い、日々バイトに明け暮れる冴えない大学生だ。ある日返済負担を減らすべく一攫千金を狙ってとった行動から詐欺に遭い、人生最大のピンチに見舞われてしまう。そんな時に出会った一人の「道具屋」に窮地を救われたことから、魑魅魍魎うごめく池袋の裏社会へと足を踏み入れていくことになる。 「道具屋」とは、裏社会で生きる人間たちを相手に、主に詐欺などに使用されるトバシ(他人や架空の名義で契約された携帯電話やSIMカード)、板(他人名義の銀行口座)、偽造書類などの“非合法ツール”を手配し売りさばくことを収入源とする裏社会の専門職のこと。 間宮は、「本作の舞台は見慣れない環境ではありますが、分かりやすく爽快感のある内容となっています。タモツと一緒に試行錯誤して、サバイブするヒリヒリ感を味わっていただければ幸いです」とコメントを寄せた。映画「東京リベンジャーズ」シリーズや「全員死刑」など数々の不良や悪役キャラクターを演じてきた間宮が構築する新たなダークヒーロー像に期待が高まる。 タモツが飛び込んでいく池袋の裏社会を牛耳るのは、神保会(じんぼかい)とその反対勢力である牛頭組(ごずぐみ)という2つのヤクザ、そして近年特殊詐欺で台頭してきた半グレ集団・侘威蛾(たいがー)の3大勢力。そこに突如、謎の2人組が現れたことで、なんとか均衡を保っていた池袋の裏社会に一気に暗雲が立ち込める。個性的な悪党キャラを演じるキャスト陣は続報にて発表される。 連続ドラマW-30「ハスリンボーイ」は今秋、WOWOWにて放送・配信スタート。全8話となり、第1話は無料放送される。間宮と原作者の草下氏、本田氏のコメントは以下の通り。 【間宮祥太朗】 ――本作でWOWOWドラマに初出演にして初主演となります。ご出演が決まった際のお気持ちをお聞かせください。 WOWOWドラマに対してはエッジの効いたものが多い印象があり、本作の『ハスリンボーイ』という原作とも、とても相性がいいのではないかと思いました。 ――原作、脚本を読んでのご感想を教えてください。 ひょんなことから裏社会に飛び込むこととなったタモツが、知らない世界で、知らないルールや常識の中で奔走する姿が、緊張感を持って描かれていました。存在感の強いさまざまなキャラクターとの交差も魅力だと思います。 ――タモツという人物について、脚本を読み、実際に演じられてどのようにお感じになられたでしょうか。また、演じる上で心掛けたことがあればお聞かせください。 タモツはとにかく懸命にその時置かれた状況を乗り越えようとします。その中で出会った人が彼に興味を持ち助けてくれるような人柄を持っています。本作においても、応援したくなる人物であるよう心がけました。 ――改めて、視聴者の皆様、楽しみにされているファンの皆様へ向けてメッセージをお願いします。 本作の舞台は見慣れない環境ではありますが、分かりやすく爽快感のある内容となっています。タモツと一緒に試行錯誤して、サバイブするヒリヒリ感を味わっていただければ幸いです。 【原作・草下シンヤ氏】 『ハスリンボーイ』の連載開始は2018年。6年前です。コロナ禍以前のことですし、振り返れば世界の雰囲気も少しのんびりしていた気がします。半グレや暴力団員が参加する会合の取材をした時、奨学金を返済するために犯罪行為をしている若者と出会ったことで、主人公タモツの設定を思いつきました。 連載時は「奨学金返済のために犯罪をしている大学生などいない」といった批判を受けたこともありましたが、最近は特殊詐欺や薬物売買等で逮捕される大学生も増えてきました。時には中学生が逮捕されたというニュースを目にすることもあります。身元を隠すことができるSNS、通話アプリなどを駆使することで、犯罪のステルス化が進行したことが大きな要因です。 『ハスリンボーイ』では裏社会の情報を可能な限り、リアルに描いています。間宮祥太朗さんが演じる主人公タモツは、自分なりのポリシーを持って裏社会でハスリンしていきます。犯罪に関わったタモツはどんな結末を迎えるのか。見届けていただけるとうれしいです。 【漫画・本田優貴氏】 久しぶりに本棚から『ハスリンボーイ』を引っ張り出し、読み返しました。連載中は無我夢中で気付かなかったんですが、当時連載していた時よりも令和の今のほうがしっくりきます。 時代がやっと追いつき、そしてこのタイミングでドラマ化!! やったーー!笑 もちろん、あそこはもっとこうすれば良かった、ここはもっと掘り下げれば良かったとか……いろいろありますが、ドラマではそこをうまく補ってくれていて、しかもバージョンアップしてます。 間宮祥太朗さん演じるタモツが、めっちゃハスリンしてます。 ドラマ関係の皆様に、本当に感謝です。ぜひ期待して、観てほしいです!!