阪神・高橋遥人、650万円増2500万円サイン「いい時の自分を超えられるように」12月キャッチボール再開目指す
阪神・高橋遥人投手(29)が26日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、650万円アップの年俸2500万円でサインした(金額は推定)。「(球団からは)『手術をして、戻ってこられて良かった』と。後半戦はそれなりに投げたので、そこを言われました」。今季は8月に左肘、左肩などの度重なるけがから復活して3年ぶりの1軍登板を果たし、5試合に登板して4勝1敗、防御率1・52。シーズン最終盤ではありながら存在感を示し、「1軍で投げることができて、いままで応援してくれた方々に投げる姿を見せられてよかった」と一定の充実感も残った。 一方、天王山と位置付けられた9月23日の巨人戦(甲子園)では七回途中1失点ながら、チームが0-1で敗れて復帰後初黒星を喫し、DeNAを相手にした、負ければ敗退となる10月13日のクライマックスシリーズ・ファーストステージ第2戦(同)でも5回4失点で敗れた登板を経験。「最終的に大事なところで2回投げて負けているので、やっぱり悔しい。それの方が強い」と振り返った。さまざまな思いを味わったシーズンを終え、今月には左腕に埋め込んでいたプレートを除去。来季に向けて現在は再びリハビリを行っており、今後は12月中にキャッチボールを、来年2月の春季キャンプでブルペン投球を再開することを目指す。その先にある新しいシーズンに向けては「いい時の自分を超えられるように頑張りたい」と決意した。