【実録】欲しい車はレンタカーで試す！20年で「10台」購入経験ありのカーオーナーがおすすめする車選び

車の購入を検討している人の中には、欲しいモデルが複数あってどれにしようか迷っていたり、特定のモデルに注目しているものの「本当に購入しようか」と決めかねていたりする人がいます。 新車を買う場合は特にですが、車の購入にはそれなりにお金がかかるため、車選びには失敗したくないものです。そこで本記事では、20年で10台の車を購入したカーオーナーがおすすめする車選びのコツをご紹介します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要？ 返済額を試算してみた！

販売店の「試乗車」には制約がありがち

車選びをするときに、ディーラーなどの販売店で試乗車を利用する方法があります。試乗は候補の車を試すうえで便利な方法です。 しかし試乗車の場合、いろいろな制限が加わることがあります。例えば、店舗により多少の差があるかもしれませんが、試乗時間は15～20分ほどしかないケースが多いようです。中には数時間あるいは1日試乗できるキャンペーンもあるようですが、どこでも利用できるわけではありません。 また必ずしも好きなところを走れるわけではなく、販売店付近の決められたコースを走る場合が多いでしょう。販売店の担当者が隣に乗るケースもあります。 なお、トヨタ自動車株式会社「クルマ選び初心者ガイド 教えて先生！ 試乗のこと」では試乗をする際のチェックポイントとして、「ドアを開けて乗り込む際の姿勢」「ハンドルに手を置いたときにメーターの中が見えているか」など運転席での快適性は必ずチェックしたほうがいいと推奨しています。

欲しい車はまずレンタカーで試すことも方法の一つ

試乗車とは異なり、レンタカーで同じモデルに乗る場合、上記のような制約はありません。もっと自由な乗り方が可能でしょう。レンタカーで「試乗」するメリットには、以下のような点が挙げられます。 ●長時間運転できる 契約しだいでは数日、数週間、数ヶ月レンタルすることも可能です。自分が満足するまで運転時のフィーリングを確認できるため、そのモデルを買った後の乗車イメージがわきやすいでしょう。 ●実生活をイメージした乗り方ができる レンタカーでは販売店から決められたルートではなく、自分の好きな場所を走れます。自宅から仕事場に行くルートや、学校に行くルート、買い物に行くルートなど、自由に決められます。そのため実生活での使い勝手を想像しやすいでしょう。 ●異なるシチュエーションで乗れる ディーラーの試乗車の場合、基本的に短時間しか運転できないため、さまざまな天候や道路状況での運転は難しいでしょう。 一方レンタカーを数日または1週間以上借りれば、晴天・雨天両方の天候での走行を体験できる可能性が高くなります。また高速道路と一般道路両方での加速性能なども試すことが可能です。一人での運転や複数の同乗者が乗ったときの走行性能・利便性もチェックできるでしょう。 ●担当者からの営業がない 販売店での試乗だと、担当者とのやり取りが多くなって「買わないと申し訳ない」というプレッシャーを感じてしまうかもしれません。一方レンタカーでは、車を販売しているわけではないため、営業はありません。