安房消防が公務員野球県予選で優勝 8月18日開幕の全国大会へ(千葉県)
「公務員の甲子園」と呼ばれる「第75回全国官公庁野球千葉県支部大会」が千葉市の県総合スポーツセンター野球場であり、安房地区を代表して出場した安房郡市消防本部が優勝した。8月18日に開幕する「全国官公庁野球連盟第75回中央大会」に県代表として出場する。 スポーツを通じて公務員同士の親睦を図るなどの目的で実施されている大会。地区予選を勝ち上がった県内10チームによるトーナメント戦が展開された。 安房消防は初戦長生消防に6―1、2回戦では佐倉市八街市酒々井町消防に6―4で下した。準決勝の旭市役所には12―6と大量得点で決勝戦へと駒を進めた。 決勝戦は東葛飾地区代表の我孫子市役所と対戦。二回に安田樹生選手(天津小湊分遣所)の本塁打で1点を先制。五回に1点を返されるもその裏、安田選手の二塁打をきっかけに長谷川知希選手(長狭分遣所)、住吉智司選手(館山消防署)、佐久間拓也選手(富浦分遣所)の連打で追加点3点を挙げ逆転。六回にも2点を加え6―1で勝利した。 大道弘貴主将(館山消防署)は「今回の大会で監督が勤務の都合で引退する。1日でも長くチームを率いてもらえるように一致団結して戦えた。全国大会でも優勝目指して頑張りたい」と意気込み。 大会に向けて下位打線でも打線がつながるようバッティングを中心とした練習を心掛けたという平栁徹哉監督(本部予防課)は「タイトなスケジュールの中、試合をこなしてくれた選手に敬意を表したい。試合ではここぞというときに集中打が出た。日々の訓練で培った忍耐力、集中力が発揮できたと思う。この経験を日々の業務でも生かしてほしい」と選手らをねぎらった。