トランプ氏、国家エネルギー会議を新設 トップに中西部州知事を起用
トランプ次期米大統領は15日、米国内のエネルギー生産拡大を指揮する「国家エネルギー会議」を新設し、中西部ノースダコタ州のダグ・バーガム知事をトップに起用すると発表した。バーガム氏は新政権で内務長官も兼務する見通し。 トランプ氏は声明で、国家エネルギー会議の役割について「許認可や生産、規制などエネルギー部門に関係する全省庁で構成される組織。官僚主義を打破し、民間投資を喚起し、不要な規制緩和を見直す」と説明した。 トランプ氏は大統領選で、石油や天然ガスの大幅な増産により米国内のエネルギーコストを半減させ、物価高(インフレ)を抑え込むと主張してきた。脱炭素を重視するバイデン政権を批判し、石油業界からの支援を背景に「ドリル、ベイビー、ドリル(掘って掘って掘りまくれ)」と訴えていた。【ワシントン大久保渉】