GLAY、伝説の幕張20万人ライブセトリ再現で6万人絶唱 TERU感激「99年のあの夏がここに来ちゃっているのかも」
デビュー30周年を迎えたロックバンド、GLAYが9日、埼玉・ベルーナドームで大型ライブ「GLAY EXPO」を締めくくった。記念イヤーの幕開けを飾るイベントとして10年ぶりに開催し、前日8日と合わせて約6万人を動員。25年前に千葉・幕張で行った伝説の20万人ライブを再現したセットリストで、ファンを興奮の渦に巻き込んだ。 【写真をもっとみる】GLAY、伝説の幕張20万人ライブセトリ再現で6万人絶唱 TERU感激「99年のあの夏がここに来ちゃっているのかも」(全5枚) 「口唇」「グロリアス」「HOWEVER」-。誰もが知る名曲が彩の国に響き渡る。 センターステージに置かれた巨大バルーンが割れ、中から4人が飛び出すと、悲鳴のような大歓声。のっけから伝説のライブを再現してファンを喜ばせると、ボーカル、TERU(53)は「力を持て余すことのないように、最後までついてこいよ!」とシャウトした。 「GLAY EXPO」は1999年の千葉・幕張を皮切りに、2001、04、14年と開催された大規模ライブイベント。初回公演は20万人を集め、単独アーティストの有料ライブ動員数の世界記録(当時、日本記録は保持)を打ち立てた。 10年ぶり5回目の今回は「30周年を通してGLAY EXPOを表現する」と表明しており、記念イヤーの幕開けを飾るべく、ファン投票で一番投票数の多かった伝説の幕張ライブを再現。本編で歌った「誘惑」と30周年記念曲をアンコールに持ってきた以外は25年前と全く同じ構成で、進化した歌声と演奏を披露した。 リーダーのTAKURO(53)は「あのときの思いがより強く表現できるバンドになって、たくましくなってここに帰ってきました」と胸を張り、TERUは「99年のあの夏がここに来ちゃっているのかも」と熱気に沸く会場をうれしそうに見渡した。 アンコールでは、30周年記念シングル曲「whodunit-GLAY×JAY(ENHYPEN)-」でコラボしたグローバルグループ、ENHYPENのJAY(22)がサプライズ登場。同曲を初歌唱したほか、代表曲「誘惑」もセッションしてファンを喜ばせた。 約3時間半、26曲を駆け抜けたTERUは「40周年も行けるね。10年後も必ず来てね」と意欲をみせ、TAKUROは「2025年もさらなるサプライズが待っております」と予告。埼玉公演もしっかりとGLAY伝説に刻み込まれた。(納村悦子)