つんく♂、KANさんを追悼 「後輩でよかったと思う事ばかり」
音楽プロデューサーのつんく♂さん(55)が、61歳で亡くなったシンガー・ソングライターのKANさんを追悼しました。 【画像】『愛は勝つ』などで知られるシンガー・ソングライターのKANさん つんく♂さんは、KANさんと共に、後藤真希さんのシングル『スッピンと涙。』を手がけました。(つんく♂さんが作詞、KANさんが作曲を担当) つんく♂さんはSNSで「ご訃報に接し、心よりご冥福をお祈り申し上げます」と追悼。「僕がデビューしたころ、同じプロダクションの先輩であるKANさんとは、レコーディングスタジオや事務所でもよく顔を合わせました」と振り返り、「まだ無名の僕に「元気?最近どうなの?」なんて声をかけていただくんですが、どっからそんな発想でこんな話が出てくるんだろう・・・ ってぐらい冗談しか言わないのがKANさんでした」と当時のエピソードを明かしました。 またつんく♂さんは、「「メロディとは何か」「歌詞とは何か」「音楽とは何か」、ということだけでなく、スタッフへの接し方、レコーディングへの姿勢、コンサートの準備、後輩や先輩との距離感などなど、KANさんの後輩でよかったと思う事ばかりです」とKANさんから学んだことを挙げ、追悼しました。 KANさんは今年3月、メッケル憩室がんと診断されたことを公表し、演奏活動を休止していました。
【以下、つんく♂さんのコメント全文】
KANさんへ ご訃報に接し、 心よりご冥福をお祈り申し上げます。 僕がデビューしたころ、 同じプロダクションの先輩であるKANさんとは、 レコーディングスタジオや事務所でもよく顔を合わせました。 まだ無名の僕に「元気?最近どうなの?」なんて声をかけていただくんですが、 どっからそんな発想でこんな話が出てくるんだろう・・・ ってぐらい冗談しか言わないのがKANさんでした。 音楽のこと、歌詞についてなどの会話はまったくしませんでしたね。 そういう意味で音楽論等、何かを直接具体的に教わったわけではないですが、 レコーディングをしている姿や、KANさんの作品を通じて、 本当にたくさんいろいろなことを教わりました。 「メロディとは何か」「歌詞とは何か」「音楽とは何か」、ということだけでなく、 スタッフへの接し方、レコーディングへの姿勢、コンサートの準備、 後輩や先輩との距離感などなど、KANさんの後輩でよかったと思う事ばかりです。 闘病なさってるということは聞いておりましたが、 この度の悲報は本当に悲しくて悔しく残念でなりません。 一緒に作った「スッピンと涙。」、これからも大切にします。 KANさん、ほんま寂しいです。 どうぞ安らかにお眠りください。 本当にありがとうございました。