能登半島地震から始まり災害に見舞われた一年 生活用水の確保から再点検を
自前で水を確保する大切さ
市は能登半島地震などをきっかけに支援を強化。 ポンプを購入する費用の上限5万円に加え、10月からは井戸を登録した人に奨励金として3万円を支給。 さらに、自主防災会が井戸を掘削した場合は、50万円を上限に補助金を支給しています。 静岡市によりますと、登録数は奨励制度が始まる前の9月末時点では89件だったものが、13日時点では189件にまで増えました。 しかし、難波喬司市長は「まだ十分ではない」との見解を示しました。 静岡市 難波喬司市長: 「上下水道局でタンクを開放して、そこから直接水を取れるようにするというような改修もしようとしているので、 そういったことを見ながら、最終的に災害時協力井戸はこれくらいの数は必要だなというようなことは出していきたい」 鈴木さんは「自助公助のもと、災害時に自前で水を確保する大切さ」を訴えます。 鈴木勝貴さん: 「みんなで助け合っていかないといけないので、その一助になれば良いかなと思って井戸も登録したんですが(広域災害時は)やはり給水車も来ないと思うので、自前で水源を確保するのはすごく重要なことなのではないかなと」 いつ来てもおかしくない南海トラフ巨大地震。 夏には宮崎県沖で発生した地震に伴い、初めて「臨時情報」が発表され、緊張が高まりました。 現実味を増した災害に備えて、生活用水など身近な対策をどうすれば良いのか、再点検する必要に迫られています。