「どこかカットしないと…」市内のタクシー2社が24時間営業から撤退 ドライバー不足など理由
長野放送
2024年問題はバスやタクシーなどにも影響しています。長野県伊那市のタクシー会社はドライバー不足などを理由に24時間営業から撤退することを決めました。 24時間営業から撤退するのは伊那市の伊那タクシーと白川タクシーです。 4月以降、伊那タクシーは午前2時から午前6時まで、白川タクシーは午前2時から午前6時半まで、電話の受付けを停止します。 伊那タクシー・小松直樹取締役: 「ドライバーも限りがあるので、いかに効率よく待たせないようにうまくタクシーを利用していただくには、どこかをカットしていかないといけない」 背景にあるのはやはり人手不足。4月からドライバーの1カ月の拘束時間が11時間短くなり、休息時間も長くなります。 伊那タクシーは運転手が40人いますが、現在のまま24時間営業を続けると規制をクリアできない恐れがあるということです。 白川タクシーもドライバー36人では対応できないとしています。2社の撤退により上伊那地域で24時間営業するタクシー会社はすべてなくなります。 市民: 「少なくなるのは困るけど、時勢が時勢なのでしょうがない」 「人手不足を考えれば、やむを得ない。現状としては不便さは感じない」 ただ、利用者が多い週末や大型連休などは午前4時まで受け付けるということです。
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