【陸上】ドーピング違反のカティル 航空券の改ざんなどが発覚し、資格停止期間が4年に延長
12月20日、アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)はブダぺスト世界選手権5000mで銀メダルのM.カティル(スペイン)について、不正行為(改ざん)のため2024年2月7日から4年間の資格停止処分を科すことを発表した。 パリ五輪円盤投王者・ストーナがアメフト挑戦!NFL契約目指して選考通過、25年3月のトライアウトへ 現在26歳のカティルは、22年オレゴン世界選手権では1500mで銀メダルを獲得。ショートトラックの3000m、5000mで欧州記録を23年に樹立している。居場所情報関連義務違反のため、今年2月から2年間の資格停止処分を受けていたが、今回の処分により2028年2月まで処分期間が延長されることとなる。 これはAIUの調査時に、カティルが旅行日程表、搭乗券、予約確認書などを改ざんしていたことが判明。ドーピング検査逃れのための悪質な行為として認定されたことによる。 なお、AIUは2023年3月9日からの成績取消を要求したが、世界陸連(WA)の懲罰委員会は、今回の改ざんにより競技上の優位性を得ることはなかったとして却下した。不正行為については処分が確定しているが、今回の処分については上告が認められている。
月陸編集部