「ふわ天」富山の定番に 県内かまぼこ3社販売、柔らか食感好評
富山県の四方蒲鉾(富山市)と生地蒲鉾(黒部市)、中村蒲鉾(魚津市)の3社でつくる「希鉾(きぼう)の会」は23日、富山市総曲輪の地場もん屋総本店で、柔らかな食感の魚のすり身揚げ「ふわ天」を販売した。24日も販売する。 希鉾の会として昨年3月に同店で販売したのが好評で、今年も依頼を受けた。 ふわ天は、柔らかいすり身にさまざまな具材を練り込んで揚げた商品。3社がそれぞれの技術を生かし、ふわっとした食感に仕上げている。今回は「半熟卵」や「じゃがバター」、「紅ズワイガニ」など7種類を用意。訪れた人が揚げたてを買い求めていた。すり身汁も振る舞われた。 同会は今後も県内のイベントなどに積極的に出店してアピールする考え。四方蒲鉾の熊野泰邦社長は「少しずつ認知度を上げ、将来的には定番化を目指したい」と意気込んだ。