センバツ2023 選手紹介/9 報徳 石野蓮授/社 年綱皓 /兵庫
◆報徳 ◇本塁打記録更新挑む 石野蓮授(れんじゅ)(2年) 秋季大会では本塁打5本を含む18打点をたたき出した主砲。通算本塁打は26本まで伸ばしたが、近畿大会決勝の大阪桐蔭戦では無安打に沈んだ。雪辱に燃え、筋力アップと打撃の改良に励む。 5人きょうだいの末っ子。メンタル面の弱さを指摘され、昨夏の県大会ではベンチから外れる悔しさを味わった。「自分の短所のことばかり考え、プレーが消極的になった。長所の長打力を伸ばすために努力すると、投手に向かっていく自信がついた」と振り返る。 大切な試合には、赤色のボクサーパンツをはいて験を担ぐ。「センバツでは4本塁打を放って個人大会記録を更新し、チームを勝利に導きたい」と目標を掲げる。 …………………………………………………… (1)180センチ・85キロ(2)右・右(3)右翼手(4)大阪府箕面市立第五(5)釣り ……………………………………………………………………………………………………… ◆社 ◇多彩な変化球の左腕 年綱皓(としつな・ひかる)(2年) 二枚看板の左腕エースで、多彩な変化球を投げ分ける。右腕の高橋大和(2年)と共にチームを支えている。 近畿大会の天理戦は、試合前日まで体調を崩していた。継投したが、調子が上がらず3分の1イニングで降板。チームに迷惑をかけたことから、以後は体調管理を徹底するようになった。喉の乾燥を防ぐため、ぬれたタオルを室内に置いて加湿し、マスクを着用して寝るようにしている。 座右の銘は「平常心」。打たれると落ち込んでしまうことが多いため、マウンドに上がっても忘れないようにグローブにこの文字を刺しゅうしている。センバツでは「2桁奪三振を取り、勝利につなげたい」と誓う。 …………………………………………………… (1)173センチ・71キロ(2)左・左(3)投手・右翼手(4)姫路市立豊富(5)釣り ……………………………………………………………………………………………………… 【メモの見方】(1)身長・体重(2)投・打(3)ポジション(4)出身中(5)趣味 〔神戸版〕