闇バイトX募集に警告1720件 1~9月、鹿児島県警「脅迫あれば保護活動を徹底」
「闇バイト」による凶悪犯罪が全国で相次ぐ中、鹿児島県警は1~9月、実行犯の募集が疑われるX(旧ツイッター)の書き込みに対し、1720件の警告文を返信したと、25日発表した。県内では24日現在、闇バイト関連の事件はない。県警は「高額報酬や内容不明の募集には、絶対に応募しないでほしい」と注意を呼びかけている。 【写真】〈関連〉定例会見で記者の質問に答える県警幹部(左)=25日午後1時55分ごろ、鹿児島市の県警本部
25日あった定例会見で説明した。闇バイトの特徴として「応募後に匿名性の高いアプリを使わせる」「応募者に運転免許証や顔写真など個人情報の送信を求める」などと例示。すでに応募してしまった人には「早急に警察や周囲の人に連絡してほしい。本人や家族に危害を加えるなどという脅迫があれば、保護活動を徹底する」と強調した。 県警生活安全部によると、今後はインスタグラムでも同様のサイバーパトロールを行う。防犯対策として、赤色灯をつけたパトカーによる、深夜の住宅地の警戒活動も強化するとした。同部の南茂昭部長は「アカウントを次々に変えながら新しい募集が書き込まれている状況。だまされず、まずは応募しないことが大切だ。困った時は一人で悩まず警察に相談してほしい」と訴えた。
南日本新聞 | 鹿児島