<WBC速報>イスラエルの進撃が止まらない。キューバに逆転勝利で4連勝!
WBCの2次ラウンド、プールEが12日、東京ドームでスタート。プールAを1位通過してきたイスラエルは、キューバと対戦、4-1の逆転勝利を収めた。イスラエルはこれで無傷の4連勝。 メジャー経験者を4人もスタメンに並べたイスラエルは、3回まで1次ラウンドの日本戦に先発してきたキューバのエンテンザの前にノーヒットに抑えられていた。おまけにメジャー通算124勝のキャリアを誇る先発のマーキーが2回、先頭のデスパイネに大会3号となる左超えソロアーチを浴び先取点を失っていた。 だが、4回に同点に追いつく。メジャー通算81本塁打のデービスが四球で歩き、二死となってからラバンウエーが三塁線を破るタイムリー二塁打。この打席で、爪楊枝をくわえたイスラエルのウエインスタイン監督が、ボークを訴えて抗議に出ていたが、その気迫が乗り移ったのかもしれない。 勢いに乗るイスラエルは6回に勝ち越した。キューバ2番手のイエラからケリーが左前打で出塁。一死からフレイマンが四球を選び、一、二塁としてボレンスタインが初球を捉えてライト前へタイムリーヒット。ダイヤモンドバックス傘下の3A、レノでプレーしているマイナーリーガーだ。さらに二死一、二塁からガイレンが3番手、ガルシアからライトオーバーのタイムリー二塁打。3-1とリードを広げた。 ウエインスタイン監督は、「タイプの違うピッチャーがたくさんいるのがうちの強み。2次ラウンドではさらに細かい継投、1球、1球が重要になる」と語っていたが、マーキーが6回途中まで69球、4安打4奪三振1失点と好投すると、7回までをソーントン、8回からはゴールドバーグと、いずれも3Aで投げている中継ぎ陣へとつないだ。8回にヒットと四球が絡み二死満塁のピンチを迎えたが、最速156キロをマークした4番手のザイドが、サーベトラを三塁ゴロに抑えて危機脱出。 イスラエルは8回無死一、三塁からガイレンがセーフティスクイズを決めて貴重な追加点を奪うと、9回もキューバ打線を無失点に抑え、4-1のスコアで2次ラウンドの初戦を飾った。ますます勢いの増すイスラエルの快進撃は、15日に対戦する日本にとって脅威だ。