えんぶりテーマの着物好評 岐阜「きものの祭典」に八戸の3人出演
岐阜県各務原市で開催された「清流の国ぎふ」文化祭2024(第39回国民文化祭、第24回全国障害者芸術・文化祭)の「きものの祭典」に八戸市の3人が出演した。「国際文化きものショー」に参加した一人、八戸市の呉服店「きもの処(どころ) 㐂好(きこう)」代表の類家通さんは「着物は年齢関係なく、着る人の思いを表現できるとつくづく感じた」と振り返った。 祭典は16、17日に開かれ、16日の「国際文化きものショー」では、着物や着付け技術などを競うコンテストと、ランウェイショーを実施。コンテストで、KimonoBeautyFantasy青森支部の支部長を務める川口幸子さんが着付け師、工藤恭子さんがモデルとして2人でステージに上がった。 えんぶりをテーマに、烏帽子(えぼし)や類家さん考案の亀好帯(きっこうおび)を活用。着物を通じて地域の伝統芸能を発信しつつ、着付け方をドレス風にアレンジしたという。審査の結果、フォトジェニック賞に選ばれた。 ランウェイショーでは、類家さん含めて3人が出演した。類家さんは「目立ったおかげか着物ファンの人から声をかけてもらうことが多く、亀好帯やえんぶりを知ってもらう機会になって良かった」と語った。
デーリー東北新聞社