岡山県管理橋でも「橋名板」の盗難判明 瀬戸内市内の橋2カ所8枚被害
岡山県は20日、瀬戸内市内にある県管理の橋2カ所で、名称や完成年を記した「橋名板」8枚が盗まれたと明らかにした。橋名板の盗難は今月中旬以降、岡山市や瀬戸内市が管理する橋でも相次いで確認されている。 県議会土木委員会で報告した。被害に遭ったのは稲荷山橋(同市長船町牛文)と道還橋(同市長船町飯井)の各4枚。被害額は計約50万円とみられ、県は瀬戸内署に被害届を出した。盗まれた際の状況は分かっていない。 橋名板の盗難は、岡山市が16日に3カ所12枚、瀬戸内市が17日に16カ所58枚の被害を公表。県によると赤磐市でも被害の報告があるという。今回の被害は県管理の3041橋を対象に点検を進めていた際に判明した。 西沢洋行土木部長は委員会後の取材に「橋に親しみを持ってもらうためにも橋名板は守らなければならない。県内の状況を調べた上で必要な対策を取る」と述べた。