【広島】斉藤優汰が不満顔、3回無安打無失点もボール先行に「速さ、球の質を含めて高めたい」
広島斉藤優汰投手(20)が、今年最後の対外試合となる西武との練習試合に先発し、3回を無安打無失点に抑えた。 【写真】西武との練習試合で好投する広島斉藤優汰 2回には経験豊富な外崎から空振り三振を奪うなど、3回まで36球を投げて無四球で終えた。ただ、本人はボールが先行することが多かった投球内容に不満顔。「スピードもそうですけど、球の質を含めて高めていきたいと思います」と、自己評価は厳しめ。それでも新井監督は「圧倒したかったと思うから、納得できない感じになったのかな。でも、こちらから見ると、制球もまずまずだったと思うし、まずまずいい球も行っていたと思います。ポテンシャルは素晴らしいものがある」と評価した。 期待の大器も、ドラフト1位で入団して来季が3年目となる。「1軍で投げないといけない」と来季の目標を掲げて臨む今秋は、真っすぐの球質とフォークの精度の向上に取り組む。この日は真っすぐに力はあったものの、制球面でばらつきが見られた。試投したフォークも、まだ納得がいくほど操れていない。「あまり狙ったような変化や高さではなかった。もっと練習して空振りがとれる使い方ができる球にしたい」。この日折り返した秋季キャンプで、実戦で出た課題に取り組んでいく。