【パナソニック】業務用の空調機器 カタログなどの仕様に未達 工場や体育館などに設置されるタイプで計668台判明
パナソニックは、業務用空調機器の一部の機種で、暖房能力や消費電力が、カタログなどに記載した仕様を満たしていなかったと発表しました。安全性には、影響がないとしています。 カタログなどに記載どおりの暖房能力や消費電力を満たしていなかったのは、「パナソニック空質空調社」の業務用空調機器、設備用床置タイプです。 現段階で分かっているだけで、仕様に達していない製品は668台あるということです。 安全性に影響はないとしていますが今後、仕様を満たすため、部品交換をするなどして対応するとしています。 この機種は業務用で主に、工場や体育館などに設置され、屋外ユニットと組み合わせて使用されます。 対象の機器はこの10年間で2000台あまり販売されていて、同社は残りの機器についても仕様通りの性能か、などを調査するということです。 また、書類の不備も判明しました。 公共の建物に空調機器を納品する際は、公共建築協会に書類を提出する必要がありますが、本来記載すべき実測値ではなく、計算に基づく値を記載する不備もありました。 このため、公共建物の新規納品は協会から一時停止の通知を受けたということです。
MBSニュース