映画「八犬伝」プレミア上映会に登壇した（左から）役所広司、土屋太鳳

俳優、役所広司（68）と女優、土屋太鳳（29）が7日、大阪市内で行われた映画「八犬伝」（曽利文彦監督、25日公開）の舞台あいさつ付き上映会に登壇した。 ステージへの階段で土屋の手を取ってエスコートしたことを司会者に問われた役所は、「ジェントルマンでしょ」とニヤリ。 夕刻に福岡から来阪した直後で「迎えてくださる〝圧〟といいますか、熱をすごく感じて、笑い声も吉本新喜劇で鍛えられていらっしゃるんだろうな」と土屋が大阪の印象を語ると、役所も「舞台で全国を回ってるとき、笑いについては厳しかった。（なんばグランド）花月に行きたい。（ギャグで）転ぶとことか、生で見たいですね」と続けた。 映画は、江戸時代の伝奇小説「南総里見八犬伝」をモチーフにした山田風太郎の「八犬伝　上・下」を原作に、「南総－」の執筆途中で視力を失いながらも完成させた滝沢馬琴（役所）と、呪いに立ち向かう剣士8人の虚構パートを交錯させて描くエンタメ大作。 虚構パートの序盤で、巨大な飼い犬の八房とともに命を落とす伏姫役の土屋は、「10月後半の撮影だったので、死んじゃうとき、下が土で底冷えがすごかったのと、八房（の代役）が恰幅のいいやさしい助監督さんだったので、笑いをこらえるのが大変でした」と明かして笑わせた。