高校野球で高知、愛媛の連合チーム同士が練習試合で切磋琢磨
第106回全国高校野球選手権大会に部員不足のため連合チームで出場する高知県の5校連合と、愛媛県の3校連合が16日、高知県立春野球場（高知市）で練習試合をした。 【写真】５種類のユニホーム姿の仲間の声援を受け、バットを強振した５校連合の選手=2024年6月16日午後1時8分、高知県立春野、蜷川大介撮影 高知側は室戸・嶺北・高知海洋・幡多農・清水の5校で、この日は選手13人。各校が県内全域に点在するため、集まるのは月2、3回だ。 愛媛側は今治北大三島・今治南・今治東で、この日は選手14人。3校とも今治市内にあるが、大三島はしまなみ海道にあって週1回集まれたら良い方という。 試合は二回に愛媛側が押し出しで1点先制。六回に高知側が適時打で追いついた。 しかし、七回に愛媛側が適時二塁打などで4点をとって突き放した。最後は7―1で愛媛側が勝利した。 高知県高野連が続ける部員不足校の支援事業で4年目。昨年からは愛媛県のチームと対戦している。高知側の中野幹久主将=高知海洋3年=は「相手は連合チームであっても打撃が良かった。見習いたい」。愛媛側の重松佑真主将=今治南3年=は「お互い少人数で苦労している。こんな機会を用意してくれて有り難かったです」と話した。（蜷川大介）
朝日新聞社
