新コスチュームお披露目 長野県下條村 「シン・カッセイカマン」誕生祭
長野県下條村のご当地ヒーロー「地域戦隊カッセイカマン」で、新コスチュームのお披露目イベント「シン・カッセイカマン誕生祭」が24日、下條温泉郷コスモスの湯駐車場で開かれた。多くの親子連れが訪れ、新しく生まれ変わったカッセイカマンによるヒーローショーを楽しんだ。 地域の元気と景気を守るカッセイカマンは「ダイコンレッド」「オオグテブルー」「コスモスピンク」の3人で構成。名前は村の特産品親田辛味大根と親田高原のおおぐて湖、村の花コスモスにちなむ。 新コスチュームは、隊員のカラーに加えて緑や黄色の差し色を加え、ベルトのマークにカジの葉の家紋を取り入れるなどデザインを一新。グローブとブーツを短くしたり、肩に装飾を加えたりと新しい姿に生まれ変わった。 2003年の発案以来、小さなデザインの変更はあったもののデザインの一新は初めて。誕生20周年を記念して昨年夏にデザインを募集したところ、144点の応募があった。集まったデザインを基に関係者で新デザインを固め、東京都の造形会社に制作を依頼した。 この日、午前のヒーローショーには親子連れら100人以上が集まった。新コスチュームで登場したカッセイカマンは悪の組織「フキョーダ」と戦い、子どもたちは「頑張れ」と大きな声で声援を送っていた。 カッセイカマンプロジェクト事務局の齋藤充さん(48)は「皆さんのアイデアが形になった。(コスチュームの変更を機に)さまざまなイベントに呼んでもらって地域を盛り上げていきたい」と話していた。