ボーイング、ボーナスを安全性対応と連動へ-アラスカ航空事故踏まえ
(ブルームバーグ): 一連の安全性問題で評判を落とした米航空機大手ボーイングは、従業員の賞与決定で安全性と品質の基準をより重視する方針だ。
ボーイング民間航空機部門では従業員の年次インセンティブスコアの60%が安全性と品質の指標に基づくことになり、これが最大の変更点となる。従来は75%が財務指標に基づく一方、業務指標は25%に過ぎず、そこには安全性と品質以外の目標も含まれていた。ボーイングが電子メールで発表した資料で明らかにした。
今回の変更は6日、全従業員向けの会合で伝達された。1月には、アラスカ航空が運航するボーイング「737MAX-9」で離陸直後にドアプラグが吹き飛ぶ事故が起き、もう少しで大惨事になるところだったが、負傷者も出ず機体は無事着陸した。
ボーナス指標変更の詳細については、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じた。
関連記事
原題:Boeing Links Worker Bonuses to Safety After Alaska Air Blowout(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Danny Lee