北海道 今日13日は大気の状態が非常に不安定 道東方面を中心に激しい雨の恐れも
今日(13日)の北海道付近は大気の状態が非常に不安定になっており、各地でにわか雨や雷雨となる恐れがあります。また、道東方面を中心に1時間に30ミリの激しい雨や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
竜巻やひょうの恐れも
今日(13日)は北海道付近を寒冷前線が通過しており、大気の状態が非常に不安定になっています。午後は十勝や釧路地方の山沿いなど道東方面を中心に雨が降るでしょう。また、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうを伴う恐れがあり、局地的に1時間に30ミリと激しく降ることもあるでしょう。農作業など、屋外での活動の際は空模様の変化に注意してください。特に夕方にかけて注意が必要です。
局地的な大雨の前兆
局地的な大雨の、前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。 ①「真っ黒な雲が近づいてきた」 大雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、サインの一つです。 ②「雷の音が聞こえてきた」 ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、局地的大雨のサインの一つです。 ③「急に冷たい風が吹いてきた」 発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。 このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、今日のように雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、局地的な大雨の可能性がありますので、ご注意ください。
日本気象協会 北海道支社 森 和也