大阪からニュービジネスを。経済取材歴40年「日本一明るい経済新聞」編集長の思い/大阪
人間的な魅力を伝えるため動画ニュースを配信
アイデアが秀逸でも、商品化にこぎつけ、販売を軌道に乗せるのは、生半可な作業ではない。そこで、竹原さんは中小企業ネットワークとのコラボレーションを提案する。 「世界に通用する東大阪のものづくり力に象徴されるように、大阪では製造、販売など経営のノウハウがすべて蓄積されている。ハングリー精神で生き抜いてきた中小企業経営者たちが、若い起業家たちを鍛えながら、アイデアの商品化をサポートすればいい」 スーパーマーケット、プレハブ住宅、渦巻き型蚊取り線香。さまざまな新商品ニュービジネスが大阪から生まれてきた。その栄光の歴史を受け継ぐのが、今の若い世代だ。 竹原さんは四條畷学園大学・短期大学客員教授や大阪大学大学院非常勤講師を務め、生きた経済学の指導に余念がない。さらに最近、Youtubeに「明るいチャンネル第1」を開設して、動画ニュースの配信を始めた。「社長さんたちの人間的な魅力は、動画の方が伝わりやすい」からだ。 今のところスマホでの撮影だが、撮影から配信まですべて自身でこなす。この飽くなきチャレンジ精神、柔軟な変化対応力は若手世代への良いお手本なのかもしれない。問い合わせは産業情報化新聞社(06・6445・7405)まで。 (文責 岡村雅之/関西ライター名鑑)