ダルビッシュの去就に関しては、すでに古巣のレンジャーズやマリナーズが獲得に動く可能性を複数の米国メディアが報道している。 　本命チームのひとつであるドジャースについては、ヘイマン記者は、この日、続けて「ダルビッシュのドジャース残留はなさそうだ」という記事を同サイトにて発信した。 　ドジャース残留の可能性が薄いと踏んだ根拠を「ダルビッシュはドジャース残留を希望しているが、ワールドシリーズでの登板（2試合の2回持たないKO劇）もあり、他チームから受けそうな1億ドル以上（約110億円）のオファーが出される可能はほとんどない」と説明した。 　過去にドジャースは、ケンリ―・ジャンセンに8000万ドル（約88億円）、ジャスティン・ターナーに6400万ドル（約70億円）の契約を結んだことがあるが、どちらかと言えば巨大な複数年契約を嫌い1億ドルを超える契約をした経験がない。 　また他球団の幹部も、「再契約のチャンスはないだろう」という見通しを語ったという。 　先日、ドジャースのフリードマン編成部長が会見を開き、「球団にとって納得のいく結論を出したい。ダルビッシュの残留の可能性は残しているが、FA選手は他球団の評価を知る権利を得たのだから」と、残留に慎重な姿勢を示していた。 　いずれにしろ今オフのメジャーのFA市場はダルビッシュを中心に動きそうだ。