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BMW M3 CS 新型プロトタイプ　スパイショット

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BMWは現在、主力ワゴンである3シリーズ ツーリングの頂点に君臨するM3 CSツーリングを開発中だが、そのプロトタイプがついにニュル高速テストに登場した。 M3ツーリングが2022年に誕生するまでは長い期間を費やしたが、BMWは2024年から2025年初頭にかけて3台のホットワゴンを発表するべく準備を進めている。1台は間もなく発表されるM5ツーリング、もう1台はフェイスリフトされるM3ツーリング、そして3台目が今回捉えたM3 CSツーリングだ。 M3ツーリングは、サルーンのラインナップを踏襲、レギュラー、コンペティション、そしてCSと発売の後、GTSや少量生産のスペシャルモデルも計画されているようだ。 以前捉えたプロトタイプは、CS専用のグリルバーが露出、突き出たフロントスプリッターと直立したコーナーダイブプレーンが確認できたが、今回ニュルで捉えたプロトタイプは、CSとCSLモデル専用の黄色のLEDデイタイムランニングライト(DRL)を披露している。 レンズに透明と渦巻きの偽装が混在しているため、ライトの外側の部分だけが黄色のように見えるが、量産仕様のM4 CS同様に、迷彩で隠されているライトの中央2つ目に黄色のLEDライトがあるはずだ。 標準のM3ツーリングに対し、フロントエンド、リヤディフューザー、リヤスポイラーがすべて軽量化されるほか、シャープな走りを提供するべくサスペンションが設計・調整なされている。ただし、ツーリングにはクーペやセダンのようなCFRPルーフは採用されないものと予想されている。 最近のフェイスリフトにより、標準のM3およびM4の最高出力は510psから530psに向上したが、M3 CSは、M4 CSLで初めて採用された3.0リットル直列6気筒S58エンジンを搭載、最高出力550psを発揮する。 M4 CSLは後輪駆動で6速マニュアルトランスミッションが装備されていたが、M3 CSには8 速オートマチックとBMWの“xDrive”全輪駆動システムの組み合わせのみとなるようだ。ドライバーは必要に応じて全輪駆動システムを後輪駆動モードに切り替えることができる。 M3 CSのワールドプレミアは年内または2025年初頭で、すべてのCSモデルと同様に、特別なボディカラー、カーボンバケットシート、専用デザインのホイールを提供、おそらく販売数は限定2000台以下で、価格は驚異の14万ユーロ(約2400万円)を超えるものと予想されている。