Lil かんさい、初の東京単独公演3日間で4万8000人を魅了 嶋崎斗亜「アイドルのなかのトップを目指す」
結成5周年を迎えた
Lil かんさいが31日に、東京ガーデンシアターにて「Lil かんさい LIVE 2024 『一舞入魂』」を開催した。3日間の公演で約4万8000人を動員し、ファンを魅了した。(取材・文=水谷賀奈子) 【写真】「僕たち史上一番大きい会場でやらせてもらった」 Lil かんさいの貴重なライブカット 結成5周年を迎えたLil かんさい。グループとして初の東京単独公演を開催し、29~31日の3日間全6公演で約4万8000人を動員した。キラキラした王道パフォーマンスからダンスナンバーまでバリエーション豊かなパフォーマンスを詰め込み、ファンに「今のLil かんさい」を届けた。 開演時間の午後1時を過ぎると主役の5人がステージに姿を現した。メンバーの嶋崎斗亜の「感謝の気持ちを胸に、僕たちLil かんさい5人で全身全霊のパフォーマンスをみなさんにお届けします。Lil かんさい ライブ、2024(ニーゼロニーヨン)、一舞入魂(イチブニュウコン)!」と“魂”をこめた言葉に続いて『NEXT STAGE』のイントロが流れ、力強いダンスナンバーでスタートから勢いをつける。曲の間には、西村拓哉が「What’s up? 東京行くぞ!」とあおり、大西風雅も「全員幸せにします!」と率直な言葉をファンに投げかけた。 続く関西メドレーでは、デビュー組の楽曲『アオハル-With U With Me-』『がむしゃら行進曲』『Big Shot!!』などを披露し、会場を関西グループらしさあふれる空間へと一変させた。関西ジュニアの楽曲『SUPER ROCKET』では、彼らの結成当時の映像がスクリーンに流れ、彼らの成長と絆が感じられる演出に。 また、5人そろってのパフォーマンスのみならず、ソロのパフォーマンスも含んだ今回のセットリスト。西村はKis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔のソロ曲『Think ux.』をピンクの照明のなかで歌い踊り、大人の雰囲気をまとってみせた。嶋崎は嵐・二宮和也のソロ曲『痕跡』をピンスポットに照らされながら、歌詞の意味が表情からも伝わるように、思いを込めて熱唱した。 後半戦は、大西風雅のソロパフォーマンスからスタート。timelesz・菊池風磨のソロ曲『20-Tw/Nty-』を、手書きの歌詞を映したスクリーンを背に歌い上げ、最後には「恥ずかしいから手紙で伝えるね」と告げると、スクリーンには再び手書きの文字が。「いつもたくさんの愛情をありがとう 愛してるよ」と“手紙”で伝えると大西はすっと姿を消した。 加えて、2人または3人のユニットを組んで先輩グループの楽曲を、Lil かんさいらしさを全開に“お笑い要素”も織り交ぜながらパフォーマンス。『君の彼氏になりたい。』では、岡崎彪太郎がセリフをアレンジして「チューしていい?」と告げると観客からは「キャー!」と声があがる場面も。 そして、岡崎はHey! Say! JUMPの山田涼介のソロ曲『Oh! my darling』を、ダンサーの嶋崎と大西とともに披露。お花を使ったマジックを披露しながら歌い踊った。続く、當間琉巧はマイク一本を手に“Cap”を被った姿で登場すると、自身が手掛けた『當間 Rap』を披露し、ファンの視線を独占した。 再び5人がそろって彼らのオリジナル曲『また君が好き』を歌い上げると、嶋崎は「いろんなアイドルさんがいるなか、Lil かんさいを選んで今日ここに来てくれたこと、うれしく思います。すべてのアイドルのなかのトップを目指すつもりですけど、今ここにいるみなさんの中ではアイドルの1番でいられているのかなと思うとうれしくて」とにっこり。 また、當間も「今までもずっとうれしかったけど、僕たち史上一番大きい会場でやらせてもらって、感謝の気持ちでいっぱいです。Lil かんさいは、間違いなくみなさんの期待に答えられるグループになっていくので、見守っていてください」とちかった。 最後には、彼らのオリジナル曲『Lil miracle』を通じてたくさんの感謝と愛を伝え、本編は終了した。 ※嶋崎斗亜、岡崎彪太郎の「崎」はたつさき