トマソ・チャンパ&ジョニー・ガルガノが悲願のWWE世界タッグ王座戴冠!
PLE『マネー・イン・ザ・バンク』大会を翌日に控えた6日のスマックダウンはカナダ・オンタリオ州トロントにあるスコシアバンク・センターからABEMAにて放送された。 この日のメインイベントはスマックダウン世界タッグ王座戦。王者チームであるグレイソン・ウォーラー、オースチン・セオリーのAタウン・ダウンアンダーに挑戦するのは、8年前に同会場でNXTタッグ王座を大激闘の末に獲得したトマソ・チャンパとジョニー・ガルガノの#DIY。王者組の最近のちょっとした不協和音にガルガノが心理戦を仕掛けるなど、この日に向けての挑戦者組の意気込みは入場時から爆発していく。 試合は長年のふたりの関係性からタッグチームのお手本のような基本に忠実なタッグワークを見せる挑戦者組に対して、王者組は体格差と若さで押し切ろうとする展開となる。場外戦ではウォーラーのアラバマ・スラムをカナディアン・デストロイのようなかたちで切り返すガルガノ。しかしリングに戻るとウォーラーがガルガノの得意とするエプロンからのタックルをヒザで迎撃するなど、王者としての意地も見せる。 試合終盤では挑戦者組は8年前にNXT王座を獲得した時の再現である、現在はAEWで活躍するFTRの必殺技であるシャッター・マシンを繰り出し、ミーティング・イン・ザ・ミドルを狙うがこれはセオリーがカット。しかしこここから挑戦者組がプロジェクト・チャンパ、ミーティング・イン・ザ・ミドルと畳みかけ、ウォーラーをガルガノ・エスケープで捉える。タップしようとするウォーラーをその腕を止める事で防いだセオリーだが、そのセオリーをチャンパがシシリアン・ストレッチで引きはがし、最後はウォーラーがタップする事で#DIYが初のWWE世界タッグ王座獲得を果たした。 誇らしげにベルトを掲げる新王者チームの感極まった表情で番組も終了かと思われたが、この日は会場に姿を現さなかった”新生”ブラッドラインの新たなる”一族の長”、ソロ・シコアの独白の映像が映し出される。ソロは”一族の長”の証である赤いレイ(ウラ・ファラ)を首にかけ、コーディの保持する王座を一族に自らの手で取り戻すことに加え、不在が続くローマン・レインズに対しても「レッスルマニアで敗北した事で一族に泥を塗った。もし王座を取り戻したいというのなら、俺がベルトを取り返した後に挑んでこい」と言い放ち、現王者のコーディにも「お前は俺を承認する事になる」と静かに宣告した。
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