渋野日向子（ロイター＝USA　TODAY　Sports)

　米女子ゴルフツアーの「クローガー・クイーンシティー選手権」2日目（19日＝日本時間20日、オハイオ州メーンビルのTPCリバースベンド＝パー72）、83位から出た渋野日向子（25＝サントリー）は4バーディー、1ボギーの69で回り、通算2アンダーの52位に浮上。予選突破を決めた。 　前半はパットに苦戦しパープレー。後半はスコアを伸ばし、最終18番もバーディーで順位を上げた。渋野は「ちょっとパターが微妙なところが多かったので。どっか入ってくれればというところだったんですけど、後半は集中してできた」と振り返った。 　8月2日開幕の日本ツアー「北海道meijiカップ」で予選落ちし、同15日からの「スコットランド女子オープン」は初日に股関節付近を痛めて途中棄権。同22日からのメジャー「AIG全英女子オープン」も〝予選敗退〟した。そして約1か月の休養を経て、7月の「CPKC女子オープン」以来、約2か月ぶりの決勝進出。渋野は「最後にバーディー取り切れてよかった。攻めのプレーで頑張りたい」と意欲を語った。 　試合を中継した「WOWOW」で解説を務めた羽川豊（66）はフェアウエーキープ率57・1％だった渋野について「大きく曲がっているわけではないと思うんで。その中でパーオン、3つだけですからね、外したのは。よく耐えた1日でしょうね」と指摘していた。