近所のカー用品店でのバッテリー交換費用は「3000円」でした。頑張れば自分で交換できるでしょうか?少しでも安くおさえたいです
車のバッテリーは消耗品であり、ある程度の期間が過ぎると交換する必要があります。 しかし業者に頼むと、バッテリー代とは別に交換作業料がかかるでしょう。節約するために自分でバッテリー交換をする人もいますが、どれほどの節約になるか気になっている人もいるでしょう。 本記事ではバッテリー交換の作業費や、自分で行う場合の費用をご紹介します。また自分で作業する場合のリスクについても解説します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
バッテリーは自分で交換する方がおすすめ?
バッテリー交換を業者に依頼すると、バッテリー本体とは別に、交換費用として約500円~2000円かかります。業者によってはさらにかかることもあるでしょう。 この費用を少しでも節約したいと思うかもしれませんが、自分で交換しても、古いバッテリーを無料で処分できないケースもあるため必ずしも節約になるとは限らないようです。 また、バッテリー交換には手間やリスクがあり、最終的に「業者に依頼した方がよかった」と感じてしまうケースも考えられます。自分でバッテリー交換する人が留意すべきポイントをご紹介します。 ◆古いバッテリーを廃棄するにはお金がかかる 交換後は、古いバッテリーを処分しなくてはなりませんが、一般ごみと同じように処分できないおそれがあります。 古いバッテリーの回収を受け付けている自治体は少ないようです。例として、所沢市「よくある質問」では、「タイヤやバッテリーといった自動車部品は処分できますか?」という質問に対し、「クリーンセンターでの収集も自己搬入による引取りもできません。 自動車用品販売店等にご相談いただくか、廃棄物処理業者へ処分を依頼してください」という回答を述べています。業者に引き取ってもらう場合、費用がかかる可能性があります。費用は業者によって異なりますが、500~1500円ほどは見ておくといいかもしれません。 一方、カー用品店などでバッテリー交換作業をしてもらうと、古いバッテリーの引き取り料金が作業費用に含まれていることがあります。そのため「廃品業者に引き取ってもらったら、業者のバッテリー交換費用と大差なかった」というケースもありえます。 ◆慣れない作業に時間がかかる バッテリー交換に慣れている人はまだしも、初めて挑戦する人の場合は作業の仕方がよく分からず、時間がかかってしまうかもしれません。 多少やり方を知っていても、エンジンルームの構造や状態によっては、手間がより多くかかるケースが考えられます。またバッテリーは重量があるため、一人では持ち上げられないかもしれません。 業者に依頼した方が圧倒的に早い場合もあります。「業者に交換してもらえば、残りの時間で別の用事を済ませられる」と考えると、自分で交換する方がメリットがあると一概にはいえないでしょう。 ◆作業するときに危険がある バッテリーは電気系統のパーツであり、作業にはある程度危険が伴います。素人作業の場合、誤ってショートさせてしまい、感電したり火災が起きたりするかもしれません。 また前述の通りバッテリーは重量があるため、手から滑り落ちてしまったら、車を傷つけたり足をけがしたりするケースも考えられます。持ち上げるときに腰や背中を痛めるかもしれません。